阪神メッセ100勝王手ならず　得意の地方球場で粘投7回3失点

交流戦   阪神3―5楽天 （ 2019年6月18日    倉敷 ）

4回1死一塁、堀内の打球を止め、投ゴロ併殺打に仕留めるメッセンジャー（撮影・坂田　高浩）
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　勝てなかったが、負けなかった。3年連続の先発となり、過去2戦2勝だった倉敷でメッセンジャーが力投。7回4安打3失点（自責2）と役割は果たしながらも、ウィーラーの一発に泣き自身の勝敗は付かなかった。

　「試合全体としては自分の仕事はできたと思う。一発打たれてしまったけど、先発として長いイニングが投げられた。5回で降りてブルペンに負担をかけるわけにはいかないからね」

　いつも通り試合後は前向きな言葉を並べた。2回の失点は北條の適時失策。痛かったのが2―1の4回1死一塁からのウィーラーへの投球だ。2球目のフォークの落ちが甘くなり、左翼席に逆転2ランを放り込まれた。

　その裏に味方が追いつき、黒星は免れた。ただ、この一戦に勝てば目標とする日本通算100勝に王手をかけるところだった。大台目前で前回11日のソフトバンク戦に続いて足踏み。「チームは苦しい時だけど、自分自身としてはやることはできていると思う」と次を見据えた。　（山添　晴治）