阪神マルテ、3戦ぶり先発で貫録マルチ「シンプルに甘いボールにアジャスト」

[ 2019年6月19日 05:30 ]

交流戦   阪神3―5楽天 ( 2019年6月18日    倉敷 )

初回2死一、二塁、マルテは左前適時打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 3試合ぶりの先発復帰で阪神・マルテが貫禄のマルチだ。「5番・一塁」で出場し、見せ場は初回に訪れた。2死一、二塁の絶好機で左腕・塩見のフォークを鮮やかに仕留め、左前へ先制の適時打を放った。「シンプルに甘いボールにアジャストしようと思っていた。良いところに飛んでくれたね」とうなずいた。

 先頭で迎えた4回は初球の外角高めシュートに反応し、左前へはじき返した。5日のロッテ戦以来となる複数安打だ。「チームにいいリズムを与えたいと思っていたけど、いい一打になった。いい集中力で臨もうと思っていたけど、それができた」。敗戦にあって笑顔こそなかったが、自身の打撃状態には一定の手応えを示した。

 左キラーを改めて示した形だ。この試合を含め、対右投手の打率・235に対し、対左投手は打率・317と一気に跳ね上がる。今後も原口との併用が見込まれるが、助っ人砲の存在は何とも頼もしい限りだ。

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2019年6月19日のニュース