東洋大完全V!なるほど納得、“女房役”佐藤都主将 得意料理は煮込みハンバーグ

[ 2019年5月23日 21:08 ]

<亜大・東洋大>優勝した東洋大ナインは佐藤都主将を歓喜の胴上げ(撮影・村上 大輔)
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 東洋大が2季ぶり20度目の優勝を10勝3敗の完全Vで決めた。主将の佐藤都志也(福島・聖光学院)はやりきった表情で笑顔を見せた。

 開幕前から「投手陣は大丈夫か?」と関係者から何度も聞かれた。上茶谷(DeNA)甲斐野(ソフトバンク)らが抜け、経験の浅い投手陣が残った。「村上を中心に1年生もいい選手がいるし、相乗効果でやっていきます」と目標を口にしていた。雑談になったとき「趣味は?」と聞いたら「多趣味なんです。今は料理ですかね」と意外な答えが返ってきた。

 中でも煮込みハンバーグが自信作だという。「日曜日は寮で食事が出ないので自分で作るんです」とスーパーに買い出しに行ってタマネギ、挽肉など材料を仕入れ寮のキッチンで作るという。

 この話を聞いて「なるほど」と思った。投手陣を材料にして、どうおいしい料理に仕立てるか。タマネギをみじん切りにしたり、挽肉を叩き空気を抜いていく作業。村上をエースに仕上げ、1年生の松沢海渡(帝京)河北将太(浦和学院)渡辺友哉(報徳学園)らに自信を与えて戦力に仕立てた。弱体と言われた投手陣を一人前に調理した女房役は静かに喜びをかみしめた。

 「こういう時に優勝したら価値あるでしょ?」開幕前に言った言葉を思い出し、記者会見に臨む佐藤に「価値あるね!」と声を掛けたら思わずうなずき最高の笑みを浮かべた。

 巨人、西武などで活躍、引退後は西武のスコアラーとして秋山、清原らの黄金期を支えた玉井信博コーチは「佐藤は成長したね。自分の打撃練習が終わるとすぐブルペンに来て投手のボールを受ける。気がついたことがあればノートに書き込んでいる。投手は佐藤に受けてもらえるだけでコミュニケーションが取れる」と全幅の信頼を置く。

 2年の春は一塁手として首位打者。昨年は本職の捕手に戻ってリードで精いっぱい。そして主将となった今年はチームの大黒柱。着実に成長した佐藤が見事春の王者となった。

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