阪神・梅野「梅ちゃんウォール」発動 好捕で流れ呼んだ「自分の仕事できた」

[ 2019年5月23日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―2ヤクルト ( 2019年5月22日    甲子園 )

4回2死一、三塁、岩田の打者・高橋への投球がワンバウンドするも、必死に止める梅野(右)(撮影・坂田 高浩)
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 「明日も勝つばい!」と叫んでから一夜明け。阪神・梅野が有言実行の放物線を描いて見せた。

 「良いコースをしっかり振り抜けたんで」

 2回、先頭打者で迎えた第1打席だ。高橋が投じた2球目の内角高め直球をこん身のフルスイングで捉えた。打球は左翼席に着弾した先制の3号ソロ。「良い球を打ち返せたのは、今後につながる1本」。体にバットが巻き付くような鋭いスイングの反動で、その場で跳ね上がるほどの会心の一発になった。

 守備でも輝いた。同点とされて、なお1死満塁で打席には投手の高橋。岩田が投じた6球目のカットボールは、難しいショートバウンドとなった。だが、スポニチ読者の投票で決めたブロッキングの愛称「梅ちゃんウォール」を、ここぞの場面で発動する。巧みなシングルハンドで見事に好捕。後逸なら逆転という中、流れを再び呼び戻した。岩田も奮起し、後続をピシャリ。「ストップの面でも自分の仕事ができた」と充実感が漂った。

 あの“助っ人”も、力をくれたのかもしれない。試合前、昨年の退団時から未処分のままだったロサリオの全身パネルを、いたずら心でベンチにつながる球場の通路に置いた。目にした仲間たちも一様に笑みを浮かべ「好評やった」とご満悦。8回の中前打を含む2安打1四球1犠打は、まさに“ロサリオパワー”だった。

 この夜も合わせて、昨年6月27日のDeNA戦から本塁打を放った試合は8連勝で“神話”も継続。矢野監督も「本当に投打でね。特に守りでもすごく頑張ってくれている。先制の本塁打も素晴らしい。本当にチームを一番引っ張ってくれている選手」と攻守で欠かせぬ存在であることを強調した。

 「しっかり自身を持って打席に立てているので、続けていきたい」。チームは連勝。「勝つばい」の決めぜりふは無くとも、その目は次なる勝利をはっきりと見据えていた。(遠藤 礼)

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