上原に聞く「うれしかった優勝」今後は「起きた時に肘が、肩が…気にしなくていい」

[ 2019年5月21日 05:30 ]

巨人・上原が引退表明

笑顔で思い出を語る上原(撮影・尾崎 有希)
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 【上原に聞く】

 ――うれしかったこと、苦しかったことは。
 「うれしかったのは優勝。日本では2002年のシーズン。アメリカでいえば2013年。苦しかったのは、アメリカに渡って1年目で肘をケガして、野球ができなくなると本当に思ったこと」

 ――2013年レッドソックスで優勝。当時のジョン・ファレル監督との思い出は。
 「会見で“浩治には第六感がある”と言ってくれた。何言ってるんだろうと、今でも覚えています」

 ――06年第1回WBC準決勝の韓国戦で7回無失点。
 「あの時はみんな本当に帰る準備をしていた。アメリカが負けて、日本にチャンスが来た。人生の中でベスト3に入るピッチングだった」

 ――家族の存在は。
 「一番近いようで遠かった。アメリカと日本で本当に迷惑掛けた。子育てもしていませんし、嫁には本当に感謝をしている。子供には、半分アメリカ人が入っているような感じで“コングラチュレイション”と言われた」

 ――今後は酒量の節制もなくなる。
 「ビール3、4本飲んでも大丈夫という気持ちになると思う。朝起きた時に肘が、肩が、ハムストリング(太腿裏)が、腰が、とかを気にしなくていいんだな」

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2019年5月21日のニュース