雄星3勝、本拠地初勝利 力で最強ツインズ打線制圧、6回3失点

[ 2019年5月21日 02:30 ]

ア・リーグ   マリナーズ7―4ツインズ ( 2019年5月19日    シアトル )

<マリナーズ・ツインズ>三振を奪い、気合の入った表情の菊池(AP)
Photo By AP

 マリナーズ・菊池雄星投手(27)は19日(日本時間20日)、ツインズ戦に先発し6回5安打3失点(自責点1)で待望のホーム初勝利となる3勝目(1敗)を挙げた。ア・リーグ中地区首位を走り、メジャー30球団トップのチーム得点を誇る打線に、直球主体で挑みチームの連敗を3で止めた。

 こんな力勝負を望んでいた。30球団トップのチーム得点262を誇る強力打線。前日までの3試合は計11本塁打で36得点され、3連敗していた。特に、速球に強い。「直球を投げない指示が出るのかと思ったら、逆に内角へ投げてくれと指示された」。菊池は意気に感じ真っ向勝負に出た。

 最速96マイル(約154キロ)の直球で懐を攻め、宝刀スライダーを足元に配した。5回は先頭からの連続四球に、自らの失策に味方のミスまで絡んで3失点したが、長打は許さず。5安打のうち、芯で捉えられたものは一本もなかった。「直球に強い相手にどこまで僕の直球が通用するのか。直球で差し込めている球も多く、自信を深められた」。これで4試合連続のクオリティースタート(6回以上投げ自責点3以下)となり、今季の日本選手では最長となった。

 これまで本拠ではナイター3試合に先発し、防御率3・79だった。数字通り試合はつくるが白星が遠かった。今回は本拠で初のデーゲーム。「起きたらすぐ試合。変な緊張、野球を考える時間が少ないのはいい」。ナイターでは瑠美夫人(32)の特製パスタを食べて出陣してきたが、この日は「素うどんです。やっぱり“素”でないと」と屈託なく笑い、素のままの投球スタイルを貫いた。

 相手が強敵ほど燃えるのも、素の自分といえた。「メジャーは力と力の勝負ができる相手が多い。その中で、力を上回りたい。そういう気持ちを持たないと、この世界では生き残っていけない」と降板後も思いをたぎらせた。

 「勢いがある強い相手に連敗を止められた。そして直球で押せた。これから僕がメジャーで生き残るため、凄く大事な日だった。今後にも生きると思います」。つかんだ大きな自信は、1勝以上の価値を感じさせた。

 《今季日本人最長4連続QS》菊池は5月に入り全4試合でクオリティースタート(QS)を達成している。今季日本投手ではヤンキース・田中が3試合連続QS中で、菊池が最長となった。昨年の日本投手では田中とエンゼルス・大谷の3試合連続が最長。なお、日本選手最長は田中が14年のメジャーデビューから記録した16試合連続。

続きを表示

この記事のフォト

「第101回全国高校野球選手権大会 各地区結果」特集記事

「第90回(2019年)都市対抗野球大会」特集記事

2019年5月21日のニュース