ヤクルト五十嵐、10年ぶり古巣1勝「目頭が熱くなった」

[ 2019年4月6日 06:25 ]

セ・リーグ   ヤクルト8―7中日 ( 2019年4月5日    神宮 )

8回から救援し1イニング無失点で勝利投手となった五十嵐(撮影・村上 大輔)
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 想像もできなかった。神宮のお立ち台。大歓声を浴びた五十嵐の古巣・ヤクルトのユニホームが輝いていた。

 「正直、立っていることが信じられなかった。(リハビリ中の)去年のことを考えたら、目頭が熱くなった」

 ベテランならではの安定した投球が勝利を呼び込んだ。3連投でマウンドに上がった。1点を追う8回。阿部、亀沢、大野奨を3者凡退に斬った。かつてのような剛球ではないが、最速145キロ直球に変化球を散りばめた。直後に打線が逆転。白星はソフトバンク時代の17年7月1日の楽天戦以来だが、ヤクルトのユニホームを着ての勝利は09年以来だ。

 10年ぶりの復帰。そこにはかつて「ロケットボーイズ」としてともにブルペンを支えた石井弘投手コーチがいた。「ここ数年フォームに迷っていた。石井コーチのアドバイスを0から聞いている」。若い頃の投げ方も知る存在。キャンプから二人三脚で励み「軸足から左足にしっかりと体重を乗せられる」と理想の形を取り戻せた。

 チームは単独2位に浮上。「オープン戦の最後から安定している」と小川監督の信頼も厚い。コーチと選手。立場は変わったが「新たに(ロケットボーイズを)結成したい」と五十嵐。39歳になった背番号53は、ウイニングボールを見つめ、大事そうにしまい込んだ。(川手 達矢)

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