日本ハム オープナー戦術また裏目…栗山監督16失点大敗に「結果はこっちの責任」

[ 2019年4月6日 21:02 ]

パ・リーグ   日本ハム3―16西武 ( 2019年4月6日    東京D )

<日・西>3回2死二、三塁、森に左越え3ランを打たれた金子はガックリうなだれる(撮影・尾崎 有希)
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 日本ハムの栗山監督が昨季メジャーで流行した先発投手を打者1巡目で交代させる「オープナー」戦術を試みたが、0―0の3回から登板した2番手・金子がいきなり5失点。その後も救援陣が打ち込まれ、6―19で敗れた15年7月22日の楽天戦(札幌ドーム)以来の16失点大敗を喫した。

 今季同様の投手起用を行った試合は3戦3敗となり、栗山監督は「今日は(先発の)加藤と(金子)弌大(ちひろ)の2人で勝負すると決めていた。(継投のタイミングは)作戦上の問題なので言えない。結果に関してはこっちの責任」と敗戦の責任を背負い込んだ。

 加藤は2回無失点と上々の立ち上がり。しかし、救援経験の少ない金子は、「直球が決まらないと変化球も振ってくれない。もっと直球でストライクを取りたかった」と制球に苦戦。先発登板の際と準備の仕方は「そこまで変わらない」としたが、「試合の頭から投げるのと途中から投げるのとでは雰囲気が違う。そんなことは言っていられないけど、そこがまだ自分の中でうまく入りきれていない」と日本球界での新たな試みに対応しきれなかった。今後に向けても「気持ちの持ち方も体もコントロールしていかないと、投げるボールも制球も悪くなってしまう」と課題を口にした。

 それでも木田投手チーフコーチは「今まで球界でやってきていない難しいことをやってもらっている。逆に言えばこれからも金子にしかできないことをこれからも頼む可能性はある。勝つ可能性を高くすることをこれからもやっていく」と今後も継続する方針を口にした。

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2019年4月6日のニュース