巨人“サカマル”初アベック弾!イメージは「ダブル3番」

[ 2019年4月6日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―2DeNA ( 2019年4月5日    横浜 )

初回1死、先制のソロ本塁打を放つ坂本勇(撮影・木村 揚輔)
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 巨人・原監督が掲げる初回に2点を奪う攻撃。「ダブル3番」のイメージで並べる2番・坂本勇と、3番・丸が初の「アベック連弾」でやってのけた。  

 坂本勇 相手投手の立ち上がりに点を取れたのは大きかった。

 丸 うまく反応できた。風が吹いていたから乗ってくれた。

 初回1死から坂本勇が右中間に2試合連続の2号ソロ。丸が左中間への3号ソロで続き、2点を先制した。丸にとっては通算150本塁打。横浜スタジアムでは11年のプロ初本塁打も、昨年の通算1000安打も達成しており「縁起のいい球場。勝てたので余計にうれしい」と喜んだ。

 指揮官が模索してきた2、3番。オープン戦は2番・丸でスタートしたが「敵ならばどちらが嫌か」と考え3月中旬から、坂本勇と入れ替えた。1番から4番まで「ジグザグ打線」を形成。開幕から7試合を戦い、2~4番で計8発を放った。

 坂本勇にとって1歳下の丸は「年下で尊敬できる数少ない選手」。宮崎春季キャンプの打撃練習中、丸の「シューウ」と声を出しながら打撃練習をする姿に触発され、自身もマネた。声を出して息を吐くことで適度に力が抜ける。2人を見つめた原監督は「いいね!小さな固定観念は成長を妨げるから」と相乗効果を喜んだ。

 2―2の7回はゲレーロが電光掲示板の中段直撃3号ソロで勝ち越した。直前に丸が「パラメリオ!(センター返し)パラメリオ!」と意識付けさせたという。昨年まで在籍した広島は多くのドミニカンがいた。キューバ出身の大砲から「何で(スペイン語を)知っているんだ、と最初は驚かれた」と笑った丸。ソロ3発で6連勝だ。 (神田 佑)

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