ロッテ角中、延長V3ラン チーム連敗&ソフトB連勝止めた

[ 2019年4月6日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ7―3ソフトバンク ( 2019年4月5日    ヤフオクD )

10回無死一、二塁、右越え本塁打を放った角中はナインの出迎えをうける(撮影・中村 達也)
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 決着をつけたのもまた、一発だった。3―3の延長10回無死一、二塁だ。ロッテの4番・角中が、奥村の内角146キロを引っ張った。右翼席へ飛び込んだ打球は連敗を5で止める2試合連発の決勝2号3ラン。「連敗していたし、全員で勝ち取れた。最悪引っかけて進塁打でもいいと思っていたけど、さすがに打った瞬間(本塁打)でした」と笑った。

 苦境で大役を託された。4連敗して迎えた4日の西武戦(メットライフドーム)から不振の井上に代わり、4番に座った。当日はアーリーワークを志願し、チームバスより早く宿舎を出る予定だったが、スタッフの車が角中を忘れたまま出発し、ロビーで置き去り。ただトラブルにもめげず、1本塁打含む2安打2打点と気を吐き、2試合目となったこの夜も決勝弾を放った。

 相手先発の千賀も一発攻勢で攻めた。初回2死、中村奨は「初球からしっかり振る気持ちだった」と初球158キロを右翼テラス席へ先制3号ソロ。1―3の4回無死ではまた、初球155キロを左翼席へ自身初となる2打席連続の4号ソロで追い上げる。難攻不落の右腕に対し、粘りを見せた。

 昨季12球団ワーストの78本塁打だった打線が、今季は開幕7試合で14本塁打。「打線はいい形だった。気持ちが出ていた」と、ソフトバンクに今季初めて黒星をつけた井口監督は反撃へ手応えを感じていた。 (福浦 健太郎)

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2019年4月6日のニュース