阪神・中谷 逆転弾の裏にあった指揮官と2人だけの“約束”

[ 2019年4月6日 09:06 ]

セ・リーグ   阪神3-2広島 ( 2019年4月5日    マツダ )

<広・神(1)>7回2死一塁、逆転2ランを放ち、雄たけびをあげる中谷(撮影・大森 寛明)
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 中谷の放った起死回生の逆転アーチに、ベンチで身を乗り出し、何度も拳を突き上げたのは、矢野監督だった。「あんな場面で打てる将大がすごいよ。しかも大瀬良からね」。指揮官と悩める若き大砲には、2人だけの“約束”があった。

 昨年の開幕直後。中谷は2軍戦で全力疾走を怠り、指揮を執った矢野監督に試合後のミーティングで叱責された。「将大、お前にはがっかりしたわ」。普段は温厚な監督の厳しい言葉が、胸に突き刺さった。「もう一度、しっかりやらないといけないと思えた」。

 5月に初昇格し同26日の巨人戦でサヨナラ打を放った夜、LINEにメッセージが届いた。「矢野です。凡打の内容も良かったよ。でも、ヒーローインタビューは静かやったな」。素直にうれしかった。“返信”は今年1月1日。監督宛に送った年賀状に中谷は「ヒーローインタビュー頑張ります!」とマジックで力強く記した。

 敵地ながら約束を果たし、背番号60は言った。「ベンチの中の雰囲気とかは監督に盛り上げてもらっているので。いい中でやれています」。恩返しの一日を締めくくった。(阪神担当・遠藤 礼)

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