阪神・鳥谷、1番・遊撃で速攻打 初回先制ホーム「勝って良かった」

[ 2019年4月6日 06:10 ]

セ・リーグ   阪神3―2広島 ( 2019年4月5日    マツダ )

初回無死、鳥谷は中前打を放(撮影・北條 貴史) 
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 苦しい時こそ頼りになる。16年6月26日広島戦以来の「1番・遊撃」で今季初先発した阪神・鳥谷が、重苦しい空気をいきなりぶち破った。初回、昨季7打数無安打だった広島・大瀬良の146キロ低め直球を中前打。チーム7試合目で1番打者が初回に安打を放ったのは初めて。続く近本の犠打で二進し2死から大山の中前適時打で先制のホームを踏む、速攻劇を演出した。

 「とりあえず、勝って良かったです」

 16年目で初めて開幕ベンチスタートとなったが、再挑戦した遊撃の定位置奪回に向け、最善の準備を進めてきた。「トリがいくことで流れというか、空気が変わる部分も期待した」と矢野監督。思えば、開幕戦も代打鳥谷の三塁打から勝利をつかんだ。そして、この日も、あの一打以来の安打が起点となった。チームの雰囲気を一変させるだけの力をベテランは持っている。

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2019年4月6日のニュース