広島・誠也“50発モード” 7戦で早くも3発「自分のスイングはできている」

[ 2019年4月6日 05:30 ]

パ・リーグ   広島2―3阪神 ( 2019年4月5日    マツダ )

4回無死、左越えに勝ち越し本塁打を放つ鈴木(撮影・成瀬 徹) 
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 広島・鈴木誠也外野手(24)がまたアーチをかけた。開幕7戦目となる5日の阪神戦で同点の4回に左中間へ一時勝ち越しの3号ソロ。今季目標の一つに掲げる40本塁打を十分クリアしそうな量産ペースだ。

 1点差で敗れたベンチ裏。鈴木の表情には悔しさがにじみ出ていた。常日頃から「自分の結果が良くても、チームが勝てなかったらうれしくない」と公言する主砲。先発した大瀬良が7回に逆転弾を浴びて、自身の一発が空砲に終わる中、言葉を必死に絞り出した。

 「積極的に自分のスイングはできているのでは…と思います」

 それにしても、すさまじい弾道だった。同点で迎えた4回の先頭打者。カウント1―1からメッセンジャーが投じた、真ん中低めの138キロ直球を振り抜くと、打球は左中間の3階コンコース奥へと消えた。推定飛距離130メートル。2試合ぶりの3号勝ち越し弾だ。

 リーグ4連覇と日本一を目指す今季。個人目標の一つに40本塁打を掲げる。「昨季は30本打って安心したところがあったので、目標は高く持っておかないといけない…と痛感した。丸さんが39本打ったので、それ以上を目指さないといけない」

 昨季は、骨折した右足首をかばう反動で左太腿裏が張り、開幕3戦目から15試合を欠場。4月戦線は1本しかアーチをかけられなかった。それでいて最終的には自己最多の30本。凄みを増す今季、7戦3発の量産ペースなら目標達成は十分可能。50発すら見込める。

 もう少しで…のシーンもあった。1点を追う8回、再び先頭で新外国人・ジョンソンの外角高め直球を捉えると、飛球は角度よく右翼へ上がった。だが、惜しくもフェンス直前で失速。「何とか塁に出たかったけど、結果アウトなので…」。同点弾とはならず、唇を真一文字に結んだ。

 「状態はいいよ。集中力もあるしね」。緒方監督は4番打者に全幅の信頼を寄せる。つながりを欠く打線には「攻撃の形はつくれている。僅差で勝ち切れなかったのは悔しい。こういう試合を勝ち切れるようにしたい」と反撃を予告した。

 「また明日、切り替えてやっていきたい」

 単独最下位となり開幕から波に乗り切れない赤ヘル。4番打者は、自らのバットでチームを上昇気流に乗せるべく、言葉に力を込めていた。(江尾 卓也) 

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