城北 ノーシードから65校頂点「ひどいチームが成長」

[ 2014年7月26日 05:30 ]

<城北・文徳>6年ぶりの夏の甲子園出場を決めてマウンドに殺到する城北ナイン

熊本大会決勝 城北2―1文徳

(7月25日 藤崎台県営)
 城北がノーシードながら65校の頂点に立った。「バントはできない、エンドランで飛球を打つ、ゴロを平気でエラーする。そんなひどいチームが試合をするごとに成長してくれた。私自身、感動させてもらった」。監督就任18年目、63歳の末次敬典監督も試合ごとにたくましくなったナインに目を見張る思いだった。

 文徳の好投手・清田に5回まで無安打。8回も先頭の1番・安達勇が遊撃内野安打で出塁したが、2者連続で送りバント失敗。だが、4番・楢原がしぶとく遊撃内野安打して2死一、二塁とすると、今大会14打数1安打と不振だった小山が打席に立った。「今まで打てなかったけどあの打席は打てるような気がしていた。スタンドの声がはっきり聞こえ力みもなかった」。バットを指3本分余して持って初球スライダーを叩いた。「球種?全然覚えてない。打球が上がりすぎたけど、一塁ベースを回ったところでボールが転がるのが見えた」。二塁ベース上で右手を突き上げ今大会初の適時打を喜んだ。指揮官は「打てなかったけど小山の努力を知っているから外さんかった。試合前、1本でいいから打ってくれと頼んだほど。だからあのヒットはうれしかった」と目を細めた。

 ベテラン監督に怒られ褒められ選手たちは育った。「ストライクが入らん投手は使わないと言われ、フォーム固めとコントロールをつける練習ばかりした」と2番手で6回2死三塁のピンチを切り抜けた大西。先発して6回途中まで2安打無失点の安武は「2ストライクから球が甘くなって打たれることが多かったので外野に回れと言われた。悔しいので制球を磨いた」と振り返る。下馬評は低かったが、4回戦の多良木から九州学院、熊本工、そして文徳とシード4校を撃破し、とうとう6年ぶりの甲子園行きを決めた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2014年7月26日のニュース