加藤コミッショナー謝罪「知っていたら公表していた」

[ 2013年6月12日 20:56 ]

プロ野球の統一球問題について記者会見する日本野球機構の加藤良三コミッショナー

 プロ野球の統一球を飛びやすく変更しながら公表していなかった問題で、日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナーが12日、東京・内幸町のNPB事務局で記者会見し「事実を隠蔽する意図はなかったが、混乱を招いたことはおわびしたい」と謝罪した。進退について「不祥事を起こしたとは思っていない」として辞任を否定した。

 同コミッショナーは変更した事実について「昨日(11日)まで全く知らなかった」「(事前に)知っていたらNPBとして公表していた」と自らの関与はなかったとし「ガバナンス(統治)の強化に取り組む」と繰り返した。

 NPBの下田邦夫事務局長は11日、昨夏にコミッショナーと相談して変更を決めたとした。12日は、報告しなかったと発言を翻した。自身の進退について「コミッショナーの判断に任せる」と話し「私の心の中で考えていることはある」と含みを持たせた。

 統一球を製造するミズノ社の担当者が同席し、球の芯にあるゴム材の配合比率を変えて反発力を上げたことを明らかにした。下田事務局長らによると、昨年までの検査で規定より反発力が低すぎる球が多かったことから、昨秋に同社に調整を依頼し、今季開幕前に入れ替えが終了した。混乱を招くことを防ぐため、公表しなかった。NPB側で知っていたのは、下田事務局長のほかには2人だけだったという。

 今季は過去2年に比べて本塁打数が増加。日本プロ野球選手会が11日のNPBとの事務折衝で統一球の検証と説明を求め、新しい球を使っているという説明を受けた。NPBはこれまで、球団や選手に経緯を明らかにしていなかった。

 ▽鶴岡秀樹ミズノ取締役の話 申し訳ないことをしたと反省している。命懸けで戦っている選手と、支えてくださるファンの方々を欺く形になり、申し訳ない。

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