巨人 松井獲り「日本に帰ってくるなら動く」

[ 2012年9月22日 06:00 ]

2012年はレイズでプレーした松井秀喜

 巨人が来季の補強の目玉として、元レイズの松井秀喜外野手(38)の獲得に乗り出す。

 現在、浪人中の松井が日本球界復帰を希望した場合、国内の複数球団で争奪戦が繰り広げられることは必至。松井の古巣である巨人は本腰を入れ、元主砲の獲得に全力を注ぐ。巨人復帰となれば、02年以来11年ぶりとなる。

 独走で3年ぶりのV奪回を果たした一方で、既に来季の戦力補強にも動いていた。最大のターゲットは松井だ。かつて巨人の象徴的な存在であり、功労者だった松井に対し、球団首脳は「日本に帰ってくる状況になれば、ジャイアンツが動かないわけにはいかない」と話し、獲得に全力を注ぐことを明らかにした。

 昨季、アスレチックスを自由契約になった松井は今年5月1日にレイズとマイナー契約。5月末にメジャー昇格を果たしたものの、打撃不振で7月下旬に戦力外通告された。

 巨人は同月のトレード期限まで獲得調査を進め、松井の動向を注視。松井は米球界残留を希望して自由契約となり、その後も獲得する大リーグ球団はなく、今季の浪人が決まった。現在はニューヨークに滞在中で現役引退、米球界残留、日本球界復帰の3つの選択肢の中から決断する。

 仮に松井が日本球界復帰を選択した場合、巨人の受け入れ態勢は整っている。編成部門のトップである原沢敦球団代表兼GMは松井が在籍した当時の広報部長。「彼はジャイアンツの選手。どうなるかというのは気にしている」と話すなど、思い入れは強い。また、松井の恩師である長嶋茂雄元監督は退任後も終身名誉監督を務めている。

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2012年9月22日のニュース