開幕直前に守護神指名 西村堂々30Sで胴上げ投手に

[ 2012年9月22日 06:00 ]

<巨・ヤ>最後を締めた西村

セ・リーグ 巨人6-4ヤクルト

(9月21日 東京D)
 最後は思わぬ幕切れだった。9回2死一塁。巨人の西村は2ボール1ストライクからの4球目で田中から空振りを奪う。次の瞬間、阿部が一塁へ送球。飛び出していた雄平を刺して(記録は盗塁死)あっけなく試合が終わった。

 「終わり方がちょっと…。あれ?って感じだったんですけど。9回を(マウンドで)迎えられて良かった」。苦笑いを交えながら、初めての胴上げ投手の余韻に浸った。

 優勝がかかるマウンドは別次元だった。「きょうが一番緊張しました。あまり覚えてない」。際どいコースを突いたが、先頭の代打・武内に四球。それでも崩れない。後続を断って、26試合連続無失点。自身の球団記録を更新した。

 右股関節の手術明けだった守護神・久保に代わり、開幕直前に抑えに指名された。「ビックリしました」。開幕4日前。3月26日のマリナーズとの親善試合(東京ドーム)で久保の元に駆け寄った。「勝てばいい。3点リードなら2点は取られていい」。形ではなく結果。「吹っ切れました」と覚悟が決まった。

 開幕3戦目、4月1日のヤクルト戦(東京ドーム)で初セーブ。一時はマシソンに譲ったが、助っ人右腕が離脱すると、その地位を不動のものとした。前回リーグ優勝した09年は6月に右肘を手術し、優勝の瞬間はリハビリ中。「複雑でした。何も貢献できていなかったので」。胴上げだけ参加し、ビールかけは辞退した。あれから3年。守護神として最高の瞬間を迎えた。

 リーグトップの中日・岩瀬に並ぶ30セーブ目。「みんなのおかげです。タイトルを獲れるように頑張りたい」。残り11試合。プロ9年目での初タイトルも視界に入ってきた。

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2012年9月22日のニュース