中島Vへ激走!8回逆転決勝三塁打でハムに1・5差

[ 2012年9月22日 06:00 ]

<西・日>8回2死一、二塁、勝ち越し2点適時三塁打を放ち、ガッツポーズをする中島

パ・リーグ 西武4-2日本ハム

(9月21日 西武D)
 三塁まで激走した西武の中島は、ベンチに向かってこん身のガッツポーズを決めた。大事な天王山初戦。自らの一打で試合を決めたとあって、会心の笑顔を浮かべた。

 「ボール球を振ってたから、大振りせんとコンパクトにいこうと思っていた。応援も凄かったし、集中力が増した」

 首位を奪い返すためには、どうしても落とせない試合だった。吉川と野上の投手戦が続く中、終盤勝負とにらみ、我慢を続けた。そして1点を追う8回2死二塁。浅村が同点の中前適時打を放ち、秋山がつないでなおも一、二塁で中島に打席が回ってきた。カウント1ボールからの2球目。真ん中に来た直球を素直にはじき返した。「それまでの打席は強引にいきすぎた。内野守備が浅かったから、強振せんでもショートの頭を越すやろと」。打球は左中間へ。右かかと痛を抱えているが、必死の形相で走り今季初の三塁打とした。

 左腕を骨折し、リハビリ中の栗山主将の思いに応えたかった。栗山は19日のソフトバンク戦(ヤフードーム)に岸や石井とともに福岡まで応援に駆けつけてくれた。「逆転優勝もいける」という激励に中島は胸を熱くした。だからこの日は5回まで、栗山と同じくユニホームの裾を膝まで上げるスタイルで試合に臨んだ。「少しでも足速く見せようと思って。栗山っぽくいこうかなと」。三塁への激走は主将譲りの全力プレーだった。

 試合を見守った後藤高志オーナーは劇的な逆転劇に「ナイスゲーム。一試合一試合戦って、リーグ優勝してほしい」と満足そうに称えた。これで首位まで1・5ゲーム差。渡辺監督は「あす勝つことできょうの勝ちの意味が出てくる」と気を引き締めたが、日本ハムにプレッシャーを与える意味でも大きな1勝になった。

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2012年9月22日のニュース