野村仕込みの兵法 橋上コーチ 天敵攻略に「見逃し三振を許容してください」

[ 2012年9月22日 07:30 ]

<巨・ヤ>巨人の3年ぶりリーグ制覇の“立役者”橋上戦略コーチ(左)はジャージー姿でベンチに

セ・リーグ 巨人6-4ヤクルト

(9月21日 東京D)
 巨人の野球を変えた元楽天ヘッドコーチの橋上秀樹戦略コーチ(46)。天敵攻略にも手腕を発揮した。

 阪神の能見には昨季まで低めのフォークに苦しめられた。そこで橋上コーチは「見逃し三振を許容してください」と進言。三振のリスクを背負っても、高めの球だけを狙う。肉を切らせて骨を断つような作戦。楽天ヘッドコーチ時代に野村克也監督から教え込まれた「弱者の兵法」だった。

 能見には最初こそ完封を許したが、その後に3連勝。5月19日ソフトバンク戦(東京ドーム)でも摂津のシンカーを能見のフォークに例えて低めを捨てさせ、阿部が6回に決勝2ラン。4番は「打席で割り切りがしやすい」と効果を指摘する。この戦略が相乗効果を生む。「甘い球を仕留めるケースが増え、三振数は逆に減った」と橋上コーチ。総三振数に占める見逃し三振は昨季の25・2%から28・4%と増えたが、総三振数は1003から886と減った。

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