オリックス岡田監督が退任 後任候補に落合、山田両氏ら

[ 2012年9月22日 19:24 ]

ロッテに敗れ、うつむきかげんに球場を後にするオリックスの岡田監督

 プロ野球パ・リーグで最下位に低迷しているオリックスは22日、岡田彰布監督(54)が3年契約が切れる今季限りで退任すると発表した。

 宮内義彦オーナーが21日に来季は契約しない方針を決定し、千葉市で行われた22日のロッテ戦後に村山良雄球団本部長が岡田監督に通告した。今季最後まで指揮は執る。

 後任候補はともに中日で監督経験がある落合博満、山田久志両氏、オリックスの新井宏昌2軍監督らが挙がっているもよう。村山本部長は「これからがスタート。全日程が終わってから対処したい」と話すにとどめた。

 岡田監督は2004年から5年間阪神を指揮し、10年にオリックスの監督に就任した。1年目は5位、昨季は4位となり、今季は韓国で三冠王に輝いた李大浩内野手らの補強で優勝候補に挙げられた。だが、エース金子千尋投手ら主力に故障者が相次いだこともあり、18日にはAクラスの可能性が消滅し、ここまで50勝74敗10分けだった。

 ▼オリックス・宮内義彦オーナーの話 結果に対しては残念。チームに対するいろんな厳しさや、野球に取り組む姿勢を教えていただいた。

 ▼オリックス・村山良雄球団本部長の話 (来季契約しない方針を)伝えたら、そういう気持ちでおられたみたいで「はい」と。「快く次につなげるよう、やらせていただきたい」と返事をもらった。選手への厳しさ、取り組む姿勢を教えていただいた。

 ◆岡田 彰布(おかだ・あきのぶ)大阪・北陽高(現関大北陽高)から早大を経て80年にドラフト1位で阪神入りし、新人王に輝いた。強打の内野手として85年には球団初の日本一に貢献。94年にオリックスに移籍し、1520安打、247本塁打、836打点の通算成績で95年に現役引退。04年から5季、阪神監督を務めて05年にリーグ優勝。10年からオリックス監督。大阪府出身。54歳。

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2012年9月22日のニュース