佐々木V弾で8強!恩師との対戦まで負けん!

[ 2010年9月4日 06:00 ]

<都市対抗 大和高田クラブ・三菱重工横浜>6回、左中間にソロホーマーを放った三菱重工横浜・佐々木はナインから出迎えられる

 【三菱重工横浜3-1大和高田クラブ】高い放物線を描いた打球が、中堅左にゆっくり吸い込まれた。1―1の6回。三菱重工横浜・佐々木勉内野手(31)の都市対抗通算3本目の本塁打が値千金の決勝弾となった。

 「1、2打席目がいい感じじゃなかったので開き直っていった。気持ちで持っていきました」

 遊撃を守る佐々木は08年に休部した三菱ふそう川崎の出身。当時の監督で現在はNTT東日本を率いる垣野監督にみっちりと鍛えられた。「とにかく厳しかった。プレッシャーが凄くて」。普段のノックからストップウオッチを手にタイムを計られた。ゴロを処理し、一塁手が送球を捕るまで3秒8以内、併殺の場合は4秒2以内を厳命された。いずれもどんな俊足の走者でもアウトにできるといわれる数字だが「タイムを計っていないときも計られてる気がした」。打撃では初球から3回自分のスイングをすることを教え込まれた。「当時は見送ったらベンチに帰れないと思ってました」。この日の一発は初球。20歳代の頃に叩き込まれた習性が大一番で生きた。

 NTT東日本と互いに勝ち進めば準決勝で恩師との対戦が実現する。「やってみたいですね」。休部後に指揮官自らが奔走してくれたおかげで、、三菱重工横浜への移籍が決まった。だからこそ佐々木は今のユニホーム姿で恩返しがしたい。

 ◆佐々木 勉(ささき・つとむ)1979年(昭54)7月7日、千葉県生まれの31歳。中央学院から三菱ふそう川崎入り。08年の休部に伴い、09年から三菱重工横浜に移籍した。都市対抗出場は9度目(06年の補強での出場含む)。昨年はW杯とアジア選手権にも出場した。1メートル86、88キロ。右投げ右打ち。

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