60年ぶりに記録更新!山本昌、プロ最年長完封

[ 2010年9月4日 19:10 ]

45歳で史上最年長完封を決め、ファンの声援に応える中日・山本昌

 【中日3―0巨人】中日の山本昌(本名山本昌広)投手は4日、ナゴヤドームで行われた巨人23回戦で6安打に抑えて完封し、45歳0カ月での史上最年長完封を達成した。これまでの記録は1950年に若林忠志(毎日)が近鉄戦で記録した42歳8カ月で、60年ぶりに記録を更新した。試合は3―0で中日が勝った。

 山本昌は2006年9月の阪神戦で41歳1カ月での史上最年長ノーヒットノーランも記録しており、阪神、巨人との優勝争いが続く中でベテランは再び快挙を達成した。
 完封は07年4月以来、通算30度目で今季は4勝0敗。通算成績は544試合に登板し、209勝159敗5セーブ。

 ◆山本 昌(やまもと・まさ)本名は山本昌広。84年に神奈川・日大藤沢高からドラフト5位で中日に入団。米国留学でスクリューボールを会得して頭角を現した。93、94、97年に最多勝に輝いたほか、93年に最優秀防御率、97年に最多奪三振のタイトルを獲得。94年には沢村賞に選出された。06年9月に41歳1カ月の史上最年長で無安打無得点試合を達成。通算成績は209勝159敗5セーブ。186センチ、87キロ。左投げ左打ち。神奈川県出身。45歳。

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2010年9月4日のニュース