松坂 今季最速154キロ!4失点も9勝目

[ 2010年9月4日 06:00 ]

<レッドソックス・オリオールズ>5回2/3を6安打4失点ながら、9勝目を挙げた松坂

 【レッドソックス6-4オリオールズ】レッドソックスの松坂大輔投手(29)が2日(日本時間3日)、ボルティモアでのオリオールズ戦に先発。5回2/3を6安打4失点ながら、8月5日以来の白星となる9勝目を挙げた。腰痛で先月27日のレイズ戦の登板を回避。中11日とぶっつけ本番に近い復帰戦にもかかわらず、今季最速の96マイル(約154キロ)もマーク。メジャー通算46勝目で、日本人大リーガーでは長谷川滋利氏(42=スポニチ本紙評論家)を抜く単独3位となった。

【試合結果


 遠征用カバンを忘れて松坂はクラブハウスを出ようとした。「イライラしているんで」。6回に4安打を集中され4失点。約1カ月ぶりの白星も笑えなかった。「(6回は)止めるべきところで止められなかった。その前に抑えられるところがあったが、ズルズルつなげさせてしまった」と厳しい表情で振り返った。
 腰痛で先月27日レイズ戦の登板を回避。中11日のマウンドは、ぶっつけ本番だった。試合当日の午後3時から行うキャッチボールは回避。全力で投げたのは試合の約30分前だった。「試合中もどこかに違和感を感じて投げていた」。球団から痛み止めの薬も処方してもらっての出陣。それでも今季最速の96マイル(約154キロ)を5球記録し、5回まで2安打無失点に抑えた。6回は球威が落ちたところでつかまったが「5回まではうまいこといきました。普段通りには投げられた」と一定の手応えを口にした。

 「繊細」と「鈍感」。相反する2つのテーマを松坂は両立させた。「腰が痛いのは仕方ない。細心の注意を払いながら考えられるケアは行う。でもグラウンドでは腰のことは考えない。そこに意識がいくとストレスになる」。腰痛発症後、移動の飛行機では10分以上同じ姿勢は取らず、背中が丸まらないよう意識。食事でも血流を良くする作用のあるポリフェノールを摂取するため赤ワインを口に。一方でグラウンドに出れば、打撃練習中の球拾いでも全力に近い動きで打球を追った。

 「腰は今年最後まで違和感が消えることはないと思う」。それでも逆転プレーオフ進出へかすかな望みをかけてマウンドに立つ。「全部勝つ奇跡的な勢いが必要かもしれないが、(地区上位との)直接対決も残っている」。次戦は7日か8日(日本時間8日か9日)の地区2位レイズ戦。負けは許されない。

 ≪松坂通算46勝で単独3位に浮上≫レッドソックスの松坂はメジャー通算46勝目。日本人投手では長谷川滋利氏(元マリナーズ=本紙評論家)を抜き、単独3位に浮上した。1位は123勝の野茂(ドジャースなど)で、51勝で2位の大家(エクスポズなど=現横浜)にあと5勝に迫った。またこの日で、5月17日ヤンキース戦での7失点を最後に16試合連続で4失点以内の粘投。レ軍先発陣では今季最長となった。

 ≪救援陣が9勝目をアシスト≫レッドソックスの救援陣が、無失点リレーで松坂の9勝目をアシストした。6回2死二塁で松坂を救援した元阪神のアッチソンが2回無失点。岡島が8回2死で登板して4番スコットを三邪飛に仕留め、9回は守護神パペルボンが1死二、三塁のピンチを連続三振でしのいだ。前日に2イニングを投げたセットアッパーのバードが使えなかっただけに、フランコナ監督も「救援陣がよくつないだ」と喜んだ。

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