スケート堀川の恩師・川原正行氏が称賛「いいレースをした」 直線8歩キープ「後半5周につながった」

[ 2022年2月12日 05:30 ]

10日に大樹町のパブリックビューイングで堀川を見守った川原氏
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 10日のスピードスケート女子5000メートルで10位(7分6秒92)となった堀川桃香(北海道・白樺学園高3年)を、中学時代に所属したクラブチーム「クライマックス」で指導した川原正行氏(66)が称賛した。三協精機時代に76年インスブルック、80年レークプラシッドと五輪2度出場の川原氏は「この若さで大したもの。いいレースをした」と目を細めた。

 川原氏が注目したのは直線の歩数だ。昨年末の代表選考会では、8歩で滑ったのは1周だけ。10日は後半までキープし「後半5周につながった」と話す。数々の五輪選手の基礎に関わり、現在もクライマックス代表として次代の選手を育成する川原氏が当時大事にしたのは「夢、希望、向上心」。すでに氷を“押せる”滑りが完成していた堀川に「常に“世界に行きたい”気持ちを植え付けた」と振り返る。

 堀川は自己ベストを3秒57更新。調整と周囲の環境が相乗効果となった。川原氏は「しっかり体ができれば心も変わる。どんどん良くなる」と期待を込めた。

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2022年2月12日のニュース