ウェールズがスコットランドとの接戦制して今季初勝利 SOビガーが決勝DG

[ 2022年2月13日 01:33 ]

ラグビー欧州6カ国対抗第2節   ウェールズ(勝ち点4)20―17(前半14―14)スコットランド(勝ち点5) ( 2022年2月12日    カーディフ )

<ウェールズ・スコットランド>突進するウェールズのウィリアムズ(AP)
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 黒星スタートの前回王者ウェールズが前年4位のスコットランドをホームで破り、2試合目で今季初勝利を挙げた。ともに1勝1敗となり、通算対戦成績はウェールズの75勝50敗3分け。第3節はウェールズが26日に敵地トゥイッケナムでイングランドと、スコットランドが同日に地元エディンバラでフランスと対戦する。

 前半からスコアは拮抗(きっこう)した。ウェールズが前半5、8分とSOダン・ビガーの2PGで6―0とリードしたが、スコットランドは同12分に敵陣で17フェーズを重ね、SOフィン・ラッセルの長い飛ばしパスを受けたWTBダーシー・グレアムが右隅へグラウンディングして6―5。16分にはラッセルがPGを決めて8―6と逆転し、20分にもPGで11―6とした。両軍が1PGずつ加えて14―9で迎えた32分にはウェールズが左ゴール前ラインアウトからモールを押し込み、プロップのトマス・フランシスが左中間に抑えて14―14と追いついた。

 スコットランドは後半10分のPGで17―14と再びリードしたが、ウェールズも18分にPGで17―17と追いついた。27分にはビガーが狙った約50メートルのPGがポストに当たってはね返り、ウェールズが敵陣深くへ攻め込んだ場面でラッセルがインテンショナル・ノックオンを犯してシンビン(10分間退場)。1人多いウェールズは30分にビガーが約20メートルのDGを決め、20―17と試合をひっくり返した。その後はスコットランドにボールを継続されながらも、しぶとい守りで反則を誘って逃げ切った。

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2022年2月12日のニュース