8位の村上右磨「メダルに届かなかったのは、自分に足りなかった部分」 500メートル1本に絞るも無念

[ 2022年2月12日 19:17 ]

北京五輪第9日 スピードスケート男子500メートル ( 2022年2月12日    国家スピードスケート館 )

 男子500メートルのレースを終えた村上右磨=北京(共同)
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 スピードスケート男子500メートルで、メダルが期待された村上右磨(29=高堂建設)は表彰台を逃した。第13組で登場し、34秒57で滑り終えて、その時点で暫定6位。最終的には8位となった。

 「やれるだけの準備はしていた。結果やタイムは満足していないが、大きなミスなくレース終えて、それでもメダルに届かなかったのは、自分に足りなかった部分。今回、メダルを獲った選手ぐらいのタイムを自分には期待していたので、残念です」

 “第三の男”が無念の結果に終わった。昨年12月の日本代表選考会では森重、新浜に続く3位に滑り込んでの五輪切符ゲット。11月の練習中に転倒し、背中を3針、右腕を4針縫うケガを負い、本調子でない中、世界のひのき舞台にたどり着いた。

 今回は男子500メートル、1本に絞った。「選手村に入ってから、良い準備ができて、良いメンタルでレースに挑めたので、もっと平地ベストとか出せたらよかったが、今やれることはやったと思います」と話し、29歳での初五輪には「4年前も行けず、ようやくつかんだ五輪で、きょうのレースは自分自身楽しかったですし、結果は満足していないが、準備できたことなどは満足しています」と納得した表情を浮かべていた。

 ◇村上 右磨(むらかみ・ゆうま)1992年(平4)12月12日生まれ、北海道出身の29歳。全日本距離別選手権の500メートルで2度優勝。今季W杯は最高2位。北海道・帯広工高出、高堂建設。

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