ロコ・鈴木夕湖が歓喜の涙「みんなが助けてくれて、みんなに感謝したい」ROCに逆転勝ち

北京五輪第9日　カーリング女子1次リーグ   日本10ー5ROC （ 2022年2月12日    国家水泳センター ）

ROCに勝利して歓喜するロコ・ソラーレ（ロイター）

　10チーム総当たりの女子1次リーグで、18年平昌五輪銅メダルで世界ランキング7位の日本（ロコ・ソラーレ）は、4戦目でROC（ロシア・オリンピック委員会）と対戦し、一時3点差のリードを許したものの、第7エンドで3点を奪うビッグエンドで勢いに乗り、10―5で下して3連勝。3勝1敗とした。次戦は、14日の日本時間午前10時5分から中国と対戦する。

　試合後のインタビューで吉田夕梨花は「勝ったというよりは、最後アイスに勝ったというか。今まで一番難しくて、久々にオランダよりも難しいアイスに直面して、大変だったんですけどチーム全員で戻って来られて、最後勝ち切れたことが何よりも我慢し続けれたのがすごい良かった」と振り返った。

　試合終了後に涙を流した鈴木夕湖は「とりあえず、全然ショットが決まらなくて本当につらかった」涙の理由を明かし「みんなが助けてくれて、みんなに感謝したい」と仲間に感謝した。

　吉田知那美は「アイスがすっごく、すっごく難しくて。久しぶりにこんなつかみどころのないアイスで試合したので、後は気合でアイスをコントロールするしかない。本当に気合で押し切った」と勝因を語った。

　藤沢五月は「勝ったのはすごいうれしい。その中でも全部逆転できて、今日のアイスは特に一番難しかった。しっかりそれを攻略できるようにみんなで試行錯誤しながら。夕湖のショット率がそんなに良くなかったのも、それがあったからこそ知那だったり私のショットがつながった。何よりも、私以外の3人が本当にたくさんスイープしてくれて、ショットを決めてくれたので、これは本当にチーム全員で勝ち取った勝利」と喜んだ。