小林陵侑の銀メダル祝福 佐藤幸椰が15位、小林潤志郎24位、中村直幹29位 男子ラージヒル決勝

[ 2022年2月12日 21:46 ]

北京五輪第9日・ノルディックスキージャンプ男子ラージヒル決勝 ( 2022年2月12日    国家スキージャンプセンター )

ノルディックスキー男子ジャンプの佐藤幸椰(ロイター)

 男子の個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS140メートル)決勝が12日に行われ、前日の予選は126メートルを飛んで23位だった佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)は15位だった。個人ノーマルヒル金メダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)は1回目で最長不倒となる142メートルの大ジャンプで147・0点のトップに立っていたが惜しくも銀メダル、小林潤志郎(30=雪印メグミルク)は24位、中村直幹(25=フライングラボラトリー)は29位だった。

 前日の予選で111・7点で全体23位だった佐藤は「まだジャンプの内容的には改善できる点が多いと感じる。時間はかかってますけど、少しずつジャンプに対する手応えは出てきている。後は、メンタルコントロールとジャンプに対する準備をしっかりして、明日より良いジャンプを出せるようにいい準備をしたい」と話していた。

 ジャンプ混合団体でスーツの規定違反で失格となった高梨沙羅が8日夜、自身のインスタグラムで謝罪し、今後の競技生活にも言及したことについて、ともに混合団体に出場した佐藤幸椰(雪印メグミルク)は9日にツイッターに「なにひとつも奪われてなどいない。責任を取る必要もない。もちろん反省も。スキージャンプには今もこれからもあなたが必要」などと記し、同日の個人ラージヒル公式練習後には「すぐ戻ってきてとは言えないが、また沙羅ちゃんのジャンプが見たい。彼女のジャンプを見たい人、助けられた人はたくさんいる」と改めてエールを送っていた。

 ◇佐藤 幸椰(さとう・ゆきや)1995年(平7)6月19日生まれ、北海道石狩市出身の26歳。北海道・札幌日大高出。14年雪印メグミルク入社。19年世界選手権で団体銅メダル。W杯では通算2勝。1㍍61、54㌔。

 ◇中村 直幹(なかむら・なおき)1996年(平8)9月19日生まれ、北海道札幌市出身の25歳。北海道・東海大四高から東海大に進み、卒業後にフライングラボラトリーを設立。17年ユニバーシアード冬季大会優勝。19、21年世界選手権代表。1㍍75、63㌔。

 ◇小林 潤志郎(こばやし・じゅんしろう)1991年(平3)6月11日生まれ、岩手県八幡平市出身の30歳。岩手・盛岡中央高、東海大出。14年雪印メグミルク入社。18年平昌五輪は弟・陵侑とともに初出場。19年世界選手権で団体銅メダル。W杯1勝。1㍍68、56㌔。

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