中村直幹29位も団体へ手応え 銀の小林陵侑を称賛「僕はまだ見たことがない世界…本当に尊敬する」

[ 2022年2月12日 22:38 ]

北京五輪第9日・ノルディックスキージャンプ男子ラージヒル決勝 ( 2022年2月12日    国家スキージャンプセンター )

ラージヒル決勝の中村(ロイター)
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 男子の個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS140メートル)決勝が12日に行われ、個人ノーマルヒル金メダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)が銀メダルを獲得した。佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)は15位、小林潤志郎(30=雪印メグミルク)は24位、中村直幹(25=フライングラボラトリー)は29位だった。

 1本目はガッツポーズも出たジャンプを振り返って「(1本目は)ちゃんと今までやってきたことが出せた1本。ミスも少なくて、満点に近いようなジャンプができた。僕らしさは出たんじゃないでしょうか」と笑顔で振り返った中村。そして小林陵侑の銀メダルを見届けた思いを聞かれ「さすがだし、それを抑えて優勝したリンビクも凄い。僕はまだ見たことがない世界なので分からないけど、本当に尊敬する」と日本のエースを心から称えた。

 まだ終わりじゃない。銀メダリストがいる団体戦へに向けては「今、個人戦でちゃんと失敗したので、たぶん団体戦は大丈夫じゃないかなと感じている。めちゃくちゃ可能性はあると思うし、今日のジャンプの完成度はジャパンチームみんな高かったと思う。明日はもっと上げてくるし、試合の日はもっともっと上げてくると思うので、そう考えると、楽しみだし可能性は十分にあると思う」とメダル獲得へ闘志を燃やした。

 ◇中村 直幹(なかむら・なおき)1996年(平8)9月19日生まれ、北海道札幌市出身の25歳。北海道・東海大四高から東海大に進み、卒業後にフライングラボラトリーを設立。17年ユニバーシアード冬季大会優勝。19、21年世界選手権代表。1㍍75、63㌔。

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