陵侑 銀メダル獲得で師匠・葛西監督に本音で「ちょっと悔しい」 イメージ作り直して決勝で脅威の修正力

[ 2022年2月12日 22:43 ]

北京五輪第9日・ノルディックスキージャンプ男子ラージヒル決勝 ( 2022年2月12日    国家スキージャンプセンター )

銀メダルを獲得した表彰式の小林陵侑(AP)
Photo By AP

 男子の個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS140メートル)決勝が12日に行われ、個人ノーマルヒル金メダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)が銀メダルを獲得した。フジテレビの中継ではコメンテーターで現地を訪れている8大会連続五輪出場の“師匠”葛西紀明兼任監督(49)が小林陵侑へインタビューした。

 葛西は「銀メダル、正直嬉しいですか?悔しいですか?」と聞くと小林陵侑は「ちょっと悔しいですけど」と師匠の前で本音をもらしながらも「パフォーマンス的には凄く安定したものを見せられたと思うので良かったです」と話した。

 ラージヒル予選は9位だったことについて葛西が聞くと「昨日はあんまり上手くいかなくて夜イメージを作り直すのが大変だったんですけど今日どうにか間に合って」と小林陵侑が話していたが葛西は予選のジャンプを気にしていなかったようだ。「陵侑は切り替えが上手いから今日トライアルを飛んで1位になって決勝で1本目飛んで1位になりますってみんなに言ってたんだよ。それが本当になって金メダルいけるなと思って見てました」と伝える小林陵侑は笑顔を見せた。

 さらに「俺も悔しいし、陵侑も悔しいと思うけど金、銀と来て色んなメダルが獲れて凄いなと思います」と小林陵侑の活躍を称えた。

 その言葉をもらって「うれしいですね。緊張感の中で自分のいいパフォーマンスが出来たのは凄く大きいと思います」と話した小林陵侑だった。

 残すは14日の団体へ葛西は「3つ目のメダルを獲ってほしいと思ってる」と話すと小林陵侑は「団体でもヒルサイズ越えのビッグジャンプをしたいと思います」と意気込んだ。

 葛西は「そんなに期待はしてないけど銅がかかるのかなと思って見に行きます。おめでとう!」と最後に改めて2つ目のメダルを祝福した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年2月12日のニュース