小林陵侑は1回目でトップ 最長不倒142メートルの大ジャンプ 史上4人目の2冠へ運命の2回目へ

[ 2022年2月12日 20:46 ]

北京五輪第9日・ノルディックスキージャンプ男子ラージヒル決勝 ( 2022年2月12日    国家スキージャンプセンター )

小林陵侑(撮影・小海途 良幹)
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 男子の個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS140メートル)決勝が12日に行われ、個人ノーマルヒル金メダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)が1回目に142メートルのジャンプ。147・0点でトップで2回目に進んだ。2位はマリウス・リンビク(ノルウェー)の144・8点で2・2点差。飛距離にして約1メートルの差をつけた。

 1本目を飛び終えた小林陵侑は「まだもう1本あるので集中したいですね。2回目どういう状況になるかわからないですけど自分の満足できるジャンプをしたいですね」と2冠がかかる2本目へ意気込んだ。

 小林陵侑は6日の個人ノーマルヒルを制し、8日のメダル授与式で実際に金メダルを手にし「重い。ジャンプ週間の時もそうですけど、やっぱり特別な感じで達成感があります。またメダルを目指して頑張りたい」と決意を新たにした。ラージヒルの公式練習では9日に好感触を得て、10日は日本チームでただ一人飛ばず、独自の調整を踏んだ。11日の予選では、128メートルを飛んで121.3点の9位。「イメージはもうちょい。2冠?楽しみですね」と話していた。

 ノーマル、ラージの2冠を達成したのは、88年カルガリー大会の「鳥人」マッチ・ニッカネン(フィンランド)、02年ソルトレークシティー大会、10年バンクーバー大会と2度の2冠となったシモン・アマン(スイス)、14年ソチ大会のカミル・ストッフ(ポーランド)の過去3人となっている。

 

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