ロコ、ソチ女王・カナダ撃破で初白星 藤沢、ショット成功率88%で憧れのジョーンズ圧倒

[ 2022年2月12日 05:30 ]

北京五輪第8日 カーリング女子1次リーグ   日本8ー5カナダ ( 2022年2月11日    国家水泳センター )

〈日本・カナダ〉今大会初勝利を挙げ、喜ぶ(左から)鈴木、吉田知、吉田夕、藤沢
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 女子1次リーグで18年平昌五輪銅メダルで世界ランキング7位の日本(ロコ・ソラーレ)は、14年ソチ五輪金メダルで同5位のカナダを8―5で下して今大会初勝利を挙げ、1勝1敗とした。スキップ藤沢五月(30)はショット成功率で、憧れの存在のカナダ司令塔、ジェニファー・ジョーンズ(47)を上回った。12日は世界10位のデンマーク、同4位のROCと戦う。

 北京での初勝利が決まると、ロコの4人は輪になって笑みを浮かべた。10日の1次リーグ初戦のスウェーデン戦は完敗を喫したが、引きずらずにソチ女王を撃破。スキップ藤沢が「この勝利があるのも、昨日(10日)の負けがあるから。どういうふうにアイスに立つか確認して試合に臨めた」と言えば、リード吉田夕は「チーム全員で決められた」と振り返った。

 相手スキップの47歳、ジェニファー・ジョーンズは藤沢にとって憧れの存在だった。藤沢が出場できなかった14年ソチ五輪。ジョーンズ率いるカナダが、全勝で金メダルを獲得するのをテレビで見た。これまで国際大会での対戦経験はあるが、18年平昌五輪のカナダは別チームだったため、夢舞台では初対決。「五輪で戦えて良かった」と言う藤沢は、ショット成功率88%をマークし、ジョーンズの66%を圧倒した。

 平昌銅メダルで列島にフィーバーを呼んでから4年。セカンド鈴木が「みんなで楽しめている」と言えば、サード吉田知は「やりたいことをやらなかったら、また4年待たないといけない。五輪でやりたいことをやる」と力を込めた。12日は2試合。笑って支え合って、ロコが進撃する。

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