佐藤幸椰 団体で日本の目標達成必ず「強いエースがいる。陵侑選手の足を引っ張らないように頑張ります!」

[ 2022年2月12日 23:42 ]

北京五輪第9日・ノルディックスキージャンプ男子ラージヒル決勝 ( 2022年2月12日    国家スキージャンプセンター )

ラージヒル決勝に臨む佐藤幸椰(AP)
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 男子の個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS140メートル)決勝が12日に行われ、個人ノーマルヒル金メダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)が銀メダルを獲得した。佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)は15位、小林潤志郎(30=雪印メグミルク)は24位、中村直幹(25=フライングラボラトリー)は29位だった。

 佐藤はジャンプを振り返って「こういうロングディスタンスのゲームではタイミングの遅れは致命傷になる。修正能力を上げないと、先がないと感じた」と厳しく自己採点した。しかし「ずいぶん良くはなってるのかなと感じる。でも、遅い。ちゃんと試合に入っていけてないので」と語った。

 ラスト1戦。団体戦に向けてできることを問われると「やることは決まっている。明日できても、試合でできなかったら意味がない。試合で出せるように。練習がいいに越したことはないけど、僕はそこまでトレーニングにこだわってない。試合で出してなんぼの世界なので。あまり、明日の練習に集中しすぎないように。試合の中で変えられるように準備したいと考えている」と闘志を燃やした。そして「これだけ強いエースがいる。ぜいたくなジャンパーがいるので、日本チームとしての目標もある。しっかり良い準備をして目標達成のために力になれるように、陵侑選手の足を引っ張らないように頑張ります」と佐藤らしく笑顔で話し「寒い中、ありがとうございました!」と報道陣に明るく声を掛け引き揚げていった。

 ◇佐藤 幸椰(さとう・ゆきや)1995年(平7)6月19日生まれ、北海道石狩市出身の26歳。北海道・札幌日大高出。14年雪印メグミルク入社。19年世界選手権で団体銅メダル。W杯では通算2勝。1メートル61、54キロ。

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