スマイルジャパン 五輪初の決勝Tは準々決勝敗退…前回銅メダルの強豪フィンランドに1―7完敗

[ 2022年2月12日 19:47 ]

北京五輪女子アイスホッケー準々決勝   日本―アイスランド ( 2022年2月12日    北京 )

<北京五輪女子アイスホッケー準々決勝>第2ピリオド、3点目を決められ落胆する日本代表の選手たち(ロイター)

 北京五輪女子アイスホッケー準々決勝が12日に行われ、世界ランク6位の日本代表「スマイルジャパン」は同ランク3位のフィンランドと対戦。ここまで歴史的快進撃を続けてきた日本だったが、前回大会銅メダルの強豪に1―7と完敗。大舞台での対戦成績は4戦全敗となった。

 日本は1次リーグB組を3勝1敗(延長勝ち1、延長負け1)。史上初の決勝トーナメント進出を大会前からの目標であった「1位通過」で決める快挙を達成。1大会での3勝も初という快進撃を続けてきた。

 初の決勝トーナメント初戦で激突するのは過去3戦全敗(98年長野五輪●1―11、04年世界選手権●0―1、08年世界選手権●1―6)のフィンランド。大舞台では実に14年ぶりの対戦となった。

 第1ピリオド、開始5分までに立て続けに失点。いきなり2点を追う展開となったが、防戦一方の序盤から次第に攻勢に転じ15分、FW志賀紅音が相手GKの股下を通すシュートを放ち1点を返した。

 しかし第2ピリオド、開始5分でこぼれ球を押し込まれ3点目を失うと、3分後にはFWニエミネンに狙いすました正確なシュートを決められ失点。3点差と広げられた第3ピリオドでも開始早々に失点するなど、ゴール前での迫力や激しいプレッシャーに圧倒され完敗。

 日本もチャンスは作ったが、堅い守備をなかなかこじ開けられず。数的有利となるパワープレーの時間でも無得点。4回目の五輪出場で初の快挙を達成することは出来たが、メダルを狙うにはまだまだ“高い壁”があることを実感させられた試合となった。

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