【一問一答】スタート失敗の新浜 つまづくのは「自分にとっていい傾向」だったが… 森重の銅メダルを祝福

[ 2022年2月12日 20:17 ]

北京五輪第9日 スピードスケート男子500メートル ( 2022年2月12日    国家スピードスケート館 )

新浜立也
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 スピードスケート男子500メートルが12日に行われ、新浜立也(25=高崎健康福祉大職)は35秒12で20位に終わった。

 最終15組のアウトスタートで、昨季世界王者のローラン・デュブルイユ(カナダ)との同走。スタート直後につまずき、バランスを崩して持ち前のスタートダッシュを出せなかった。

 以下、一問一答。

 ―悔しい結果。
 「ミス出ちゃったレースだったが、しっかり楽しくレースを終えられたので良かった」

 ―フライングで重圧は。
 「正直、フライングまでは全て想定内だったし、フライングがあった中でしっかりスタートできていたので、不安要素もなかったので、2回目にしっかり自分のスタートを決められれば大丈夫だと思ったが、ミスしたので、何でミスが出たか正直分からないが、未熟なところが出たと今は振り返っている」

 ―原因。
 「今朝からちょっと、左足がつまづいている場面があったが、正直それが自分にとっていい傾向というのがあって、引っかかる要因としても氷のすれすれをブレードの先端が通っている証拠なので、本当にマイナスではなくて、自分にとってはプラスの動きだが、それが今日は左足ではなくて右足に出てしまって、予想以上に深く刺してしまった。それが2回続いたので、修正できなかったのが今日のミス」

 ―五輪レコードが出て迎えた心境は。
 「正直。34.3は想定内で、正直、34.2を出されたらあやしいなと、自己ベストを出しても分からないラインだったが、34.3なので自分のベストを出せば勝てると思っていたので、本当にベストレースができなかったのは、本当に未熟だったなと思う」

 ―五輪に実際に出てみて。
 「戦ってみて、本当に特別な試合ではなかったというか。一つの国際としてとらえていたし、レースを終えてみて、一つの国際大会と実感したので。ただそれが4年に1回しかないというだけで、自分が思っていた大会だった」

 ―次に向けて。
 「正直、ミスがあったレースだったが、悔しさは1ミリもない。18日に1000メートルがあるので、そこはミスなく自分のレースをして楽しんで完全燃焼して五輪を終えた」

 ―道具の感覚は。
 「不安要素として全く無かった。ただ100メートルのミスだけが、今日負けた要因です」

 ―悔しさが1ミリもないとは。
 「このレース1本は金メダルが期待されていたのは間違いないが、自分の中では全力で楽しみたいのがこのレースだった。ミスはあったが楽しくできたので、悔しさはない」

 ―森重が銅メダル。
 「4年前、本当に自分1人だったし、その中で闘い抜いて、その後に村上が引っ張ってきて、その中で今季は森重が上がってきて。本当に日本男子をけん引してきたし、自分が思い描いたお家芸復活が近づいていたので。その中で森重がしっかり銅メダルを獲ってくれたので、日本男子短距離としてメダルを獲れて良かった」

 ―地元へ。
 「そんなに連絡を取っていないので分からないが、(森重)航がメダルを獲ったので盛り上がっているんじゃないですか」

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