【砂村光信のMust See】SH流の「エリア取るキック」とNo・8姫野の「ピック&ゴー」が鍵

[ 2019年9月20日 09:30 ]

20日開幕 ラグビーW杯日本大会   日本―ロシア ( 味スタ )

突進する姫野(撮影・吉田 剛)
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 開幕戦のポイントは「SH流のエリアを取るキック」だ。日本が敗れた南アフリカ戦では相手がSO田村にレイトチャージ気味にプレッシャーをかけてきたため、田村は自由に蹴ることができずにキックの精度が低くなった。先発SH茂野は長くコンビを組んできた田村にパスすることが多く、蹴る選手が分かりやすかったからだ。

 SHでは田中がハイパントの名手だが、流はハイパントに加えて相手コーナーを目がけて陣地を稼ぐキックもできる。ロシアは昨年11月の対戦で後半から出てきた田村のキックにペースを崩されただけに、南アと同じく田村にプレッシャーをかけてくるはず。その前にSHのところで蹴ってエリアを取れるようならプレッシャーは分散され、田村もキックが蹴りやすくなる。ジョセフ・ヘッドコーチが流を先発に起用した理由はこれだろう。

 もう1人のキーマンはマフィに代わってNo・8で先発する姫野。破壊力があるマフィは1人で前進できるが、行きすぎてターンオーバーされるリスクもある。その点、相手を引きずって前進するタイプで、倒されても「ピック&ゴー」で前に出る姫野なら味方もサポートにつきやすい。FW全体を前に出すような役割を期待したい。(元U―23日本代表監督)

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