ラグビーW杯いきなり超ビッグマッチ!1次L28戦全勝中のNZ、南アと初戦激突

[ 2019年9月20日 05:30 ]

20日開幕 ラグビーW杯日本大会

ボールを投げ上げながらウォームアップをするニュージーランドのB・バレット
Photo By スポニチ

 史上初のW杯3連覇を狙うニュージーランドが19日、南アフリカとの1次リーグB組初戦(21日、日産ス)の登録メンバーを発表した。ラグビー界をリードしてきた南半球の両雄の対決は今回で99回目(過去ニュージーランドの58勝36敗4分け)。W杯は5度目だが1次リーグでは初めてで、初戦がいきなり大会の行方を左右する大一番となる。

 両軍合わせてW杯制覇5度の優勝候補同士の激突。18日にメンバーを発表した南アのエラスムス監督も、この日都内で会見したニュージーランドのハンセン監督も「負けても死ぬわけではない」と声をそろえた。だが、過去に1次リーグで黒星を喫したチームが優勝した例はない。特にニュージーランドは過去の1次リーグで28戦全勝。No・8リード主将は「キャリアの中でもビッグゲームの一つ」と重要性を強調した。

 7月の対戦では16―16の引き分け。自信をつけた南アが先発15人のうち14人が同じメンバーとしたのに対し、ニュージーランドは15人中10人を代えた。両WTBが経験の少ないブリッジとリースで、CTBウィリアムズもリザーブとなったが、ハンセン監督は「いろんな選手、多くのことができるチームにしたかった」とメンバーへの手応えを口にした。

 8月のオーストラリア戦で右肩を負傷したSOモウンガが待望の先発復帰。FBのB・バレットと今季ほとんどの試合を戦ったダブル司令塔を形成し、南アの堅守攻略に挑む。W杯デビューのモウンガは「夢がかなった。ケガした時点では何もできなかったけど、医療スタッフに感謝している」と気合を入れた。

 南アのエラスムス監督は、判定がニュージーランドに有利な傾向があると再三アピールしている。だが、ハンセン監督は「素晴らしい監督だが、こういうやり方には同意できない」とピシャリ。「既に十分なプレッシャーを受けているレフェリーに、さらに外からプレッシャーをかける必要はない」と宿敵を軽くけん制した。

続きを表示

2019年9月20日のニュース