SH流 初戦ロシア攻略へ「とにかくスペースに運び続ければ日本のラグビーができる」

[ 2019年9月20日 05:30 ]

20日開幕 ラグビーW杯日本大会   日本―ロシア ( 味スタ )

熱のこもった練習を行う流(左)と田中(撮影・吉田 剛)
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 強烈なキャプテンシーを備える男に、ジャパンの命運は託された。前日練習後の会見。SH流は言った。「みんなに対してエナジーを与えること。コミュニケーションを取り続けること。あとはプレーで引っ張ることをやっていきたい」。リーダー陣の一人としてけん引してきた流が、勝利への流れをつくる。

 相手の土俵では戦わない。密集でのフィジカルバトルやセットプレーを好むロシア。その術中にはまれば、日本は劣勢必至だ。主導権を握るため、流は「一番はスペースにボールを運ぶこと」と説く。精度の高いキックを使いながら、スピードと組織力で勝つ。「パスかランかキックかはスペースとゲームの状況にもよるが、とにかくスペースに運び続ければ日本のラグビーができる」。開幕戦のキーマンは要点を確認した。

 流のラグビー人生を象徴する言葉が「リーダーシップ」だ。荒尾高、帝京大、サントリー、サンウルブズと歩んできたチーム全てで主将を経験。荒尾高1年時に「こんな練習じゃ勝てない」と先輩に言い放ったこともある。日本代表ではリーダー陣の一人としてコーチ陣と何度も議論を重ねた。初戦で送り出されるのは、コーチ陣の信頼の証だ。トニー・ブラウン・コーチは「リーダーシップで重要。開幕戦で大事な役割を担う」と言った。

 「ジャパンになる」――。荒尾高時代、その文字を自室の天井に張り、就寝前と起床時に頭にすり込ませてきた。桜のジャージーを夢見た男が、いよいよ大舞台のピッチに立つ。「日本でW杯が開催されると決まってから、常に目標をここに置いて努力してきた。早く試合がしたい」。初の8強への道は、流の配球から始まる。

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