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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

DF山下達也主将 願いはクラブ生え抜きの日本代表、その人物を中心に飛躍すること

[ 2024年12月18日 07:00 ]

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。今回は今季限りで引退したDF山下達也主将(37)が登場。06年にC大阪入りし、札幌、柏への移籍を経て22年に戻ってきた。セレッソ愛を貫いた闘将は下半身のコンディション不良などでリーグ戦は4試合の出場にとどまり、現役を終えた。19年間のプロ生活を生かし、来季から新しい形でクラブに貢献する。サポーターへの感謝の気持ちと今後への思いを明かした。

 セレッソ大阪を応援していただいているみなさん、山下達也です。11月30日のホーム鹿島戦では引退セレモニーをしていただき、感無量でした。試合前の選手入場の時、ゴール裏応援席に自分の背番号「23」の大きなコレオ。あれには驚きました。本当にありがとうございます。

 12月8日にリーグ最終節のFC東京戦がありました。一緒にトレーニングしていましたが、セカンドチームに入れなかったのでピッチの外を走ってみんなを見ていました。今シーズン、主将になって、チームに結果が出ない期間があまりにも長すぎて。その苦しい時期にけがをしていて何もできない状況が多かった。自分がピッチに出て、練習に出て、やるぞって姿勢を見せるだけでチームの雰囲気は変わったと思うので、申し訳なかったと思っています。

 シーズンが終わってからはセレッソをサポートしていただいている企業の方へのごあいさつや同じように引退する選手に会いに東京へ行ったりしていました。子どもたちは、引退の意味が分かっていない感じです。嫁は余計に大変かな。選手の時はうちのことを見る時間もあったのですが、次の仕事がどうなるかで、負担を増やしてしまうかもしれない。少し心配です。クラブに残ることは決まっていますが、どの仕事に就くのかはもう少し考えて。年末までにはお話できると思います。

 セレッソは自分を育ててくれ、評価してくれたチーム。自分も大切にしなきゃなと思えたチームです。若手がどんどん、のびのびと世界にはばたいていくクラブ。過ごしやすくて、居心地のいいクラブです。そういうところに甘えが出て、ここ数年タイトルが獲れていない。そこを締めていかないといけないと思います。

 誰かが日本代表に入って、入り続けて、その選手の言うことにどんどん説得力が出てきて、その選手がいるだけでチームは締まる。そういう選手は自然に出てくるもの。他のチームから獲ってくるのではなく、セレッソの生え抜き選手で。可能性を持った選手は多いので、若い選手はそういう姿勢をどんどん見せてほしいですね。

 進藤に「23番引き継いでくれって言ってほしかった」って言われましたけど、一桁番号(3番)の選手に二桁の番号をって言えないですよ。僕としては来季「23番」を誰がつけるのか、楽しみにしています。

 これからもセレッソと関わっていく中でみなさんとともにリーグ優勝を成し遂げたい。今後ともよろしくお願いします。

 ◇山下 達也(やました・たつや)1987年(昭62)11月7日生まれ、兵庫県明石市出身の37歳。幼稚園の年長組でサッカーを始める。御影工から06年にC大阪入り。同期に柿谷曜一朗や香川真司らがいる。11年の札幌、19年8月の柏移籍を経て22年にC大阪復帰。24年シーズンで現役引退。1メートル82、77キロ。利き足は右。

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