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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

DFマテイヨニッチ「全力尽くす」2年ぶり復帰もアットホームなクラブ、応援してくれるサポーターに恩返し

[ 2022年4月19日 05:30 ]

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」の第27回は、上海申花から2年ぶりに復帰したDFマテイヨニッチ(31)。「クラブ史上最強DF」との呼び声高い男が、復帰に際したクラブへの思いや、コロナ下でも熱く応援するサポーターへの感謝を明かした。

 2年ぶりにセレッソに復帰して、今はとても気持ちいいよ。17年から20年まで4年間在籍させてもらって、本当に家族のような感じだった。昨年も実際は離れていたのに、離れていなかったのではないか、と思えるくらい、今はアットホームだよ。

 当時から選手が多く入れ替わっているので、知らない顔も増えている。その辺は雰囲気が変わったなと思うけど、クラブハウス内には知っている選手やスタッフももちろんいるし「何かが大きく変わったか」と言うとそんな感じはないね。スタジアムは新しくなっているけど(笑い)。

 第9節を終えて7位。Jリーグはどのチームも凄くレベルが高く、いつも接戦になる。僕らが上を目指すのならば「絶対に全力を尽くす」しかない。気を引き締めて、プレーや練習に結びつけていかないといけない。今はいい順位につけているし、どんどんレベルアップして、自分たちのプレーを磨いていかないといけないね。

 コロナ前と比べると、観戦に来場できる人数に制限があったり、サポーターが練習見学をできなかったりという状況が続いていて、凄く残念だね。でもそれも徐々に緩和されてきていて、スタジアムの中のサポーターの数も増えている。これはとてもうれしいことだ。

 セレッソにとってサポーターはとても大事な存在なので、アウェーまで応援に来てくれる方がたくさんいると僕らも凄く頑張れるし、力になる。引き続き、サポーターの皆さんにはホームだけでなくアウェーにもどんどん応援に来てほしいと思う。以前みたいに、また大勢の歓声を聞きながらプレーできることを願っているよ。

 スタジアムで母国・クロアチアの旗が掲げられていることも結構ある。そういうのを見ると本当にありがたいし、サポーターの気遣いにいつも感謝しているよ。

 まだまだ戦いは続いていく。今後も一つ一つ、目の前の試合に全力を尽くすことが大事だ。そして一つ一つ勝っていけばおのずと結果は出てくる。そういうところを大事にしながら、残りのシーズンも全力で戦っていきたいね。(C大阪DF)

 ◇マテイヨニッチ 1991年1月29日生まれ、クロアチア出身の31歳。17年から20年までC大阪に所属。17年はルヴァン杯、天皇杯の2冠獲得に貢献し、19年はその年のJ1年間最少失点記録(25失点)を樹立。4年間で通算135試出場11得点。21年に上海申花へ完全移籍し、今年2年ぶりに古巣復帰。1メートル87、83キロ。利き足は右。

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