×

セレッソ大阪 サクラ咲ケ

加藤陸次樹 V弾で実感したダービーの大きさ

[ 2023年5月17日 05:30 ]

C大阪・加藤
Photo By スポニチ

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。今回は3日のG大阪戦(パナスタ)で決勝のヘディングを決めたFW加藤陸次樹(25)が登場。14日の京都戦(サンガS)では約2カ月ぶりのスタメンで1―0勝利に貢献した。上昇気流に乗るストライカーがタイトルへの思いや最近はまっていることなど、素直な気持ちを明かした。

 セレッソファミリーのみなさん、こんにちは。加藤陸次樹です。早速ですが、先日のダービーのことから話そうと思います。

 自分が決勝ゴールを決めて、ヒーローになりたいと思っていたので、実現できて本当に良かったです。試合後にLINEやメッセージをくれた方も多くて、ダービーの大きさというのを感じました。うれしかったのは、普段はあまり連絡しない父が「今日はいい日になったな」とメッセージをくれたこと。人生で2番目に忘れられないゴールになりました。1番は何かって?それはやっぱり、負けてしまいましたけど昨年、ユースで所属していた広島とのルヴァン杯決勝でのゴールです。

 14日の京都戦でも久しぶりにスタメンで出ることができ、自分の上げたクロスが運良くオウンゴールになってくれました。勝利に貢献できたことが何より。少ない出場時間の中で結果を出さなきゃと焦っていたのですが、常に緊張感を持って、競争を勝ち抜いて毎週試合に出られるようにしていきたいです。

 ここからは最近はまっていることを紹介します。バイクやアニメキャラクターのフィギュアを飾ったりするぐらい、僕は自分の部屋にはこだわりがあって、一人で何も考えずにいるのが至福の時間なのですが、掃除したり体を動かしたりするときに、イヤホンじゃなくてスピーカーから好きな音楽を流して浸るのが最高に気持ちいいんです。特に好きなのはヒップホップです。

 もちろんサッカーでも、今年は目標に掲げている2桁得点へのこだわりは達成したいですし、何としてもてっぺんを、という気持ちは人一倍持っています。そのためには、サポーターの方々の声援は絶対に必要です。みなさんに気持ち良く後押しをしてもらえるように頑張るので、よろしくお願いします。

 ◇加藤 陸次樹(かとう・むつき)1997年(平9)8月6日生まれ、埼玉県熊谷市出身の25歳。小3から江南南サッカー少年団でサッカーを始め、妻沼東中ではクマガヤSCに所属。広島県立吉田高に進学と同時に広島ユースに入団。中大を経てJ2金沢でプロ選手としてのキャリアをスタートし、21年からC大阪に完全移籍。J1通算72試合出場15得点。1メートル78、69キロ。利き足は右。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る