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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

清武弘嗣の野望「“胸の星”を一つ増やす」 そのためにもホームでの勝利が不可欠!

[ 2022年4月27日 05:30 ]

清武弘嗣
Photo By スポニチ

 C大阪は29日に鹿島、5月6日に磐田をそれぞれ本拠地・ヨドコウ桜スタジアムで迎え撃つ。第9節を終え、勝ち点13で7位。上位進出へ好位につけるも、開幕からここまで、依然としてホームでの勝利がない。キャプテンのMF清武弘嗣(32)は今後のシーズンへ向け「ホームでの勝ちが大事になってくる」と決意を新たにした。

 現状に決して満足しない。リーグ開幕から2カ月が過ぎ、3勝4分け2敗。滑り出しとしては一定の数字が残る中でも、清武は「(リーグ戦は)ホームで勝てていない、というのは気になる」。ヨドコウ開催に限れば2敗2分け。圧倒的に分が悪く「勝ち点をもっと拾える試合もあった」と唇をかむ。さらなる進撃へ、29日に2位につける鹿島、5月6日には逆に15位に沈む磐田と激突。今後を占う意味でも、ゴールデンウイークのホーム2戦は絶対に落とせない。

 中心を担うのはやはり清武だ。3月12日清水戦で両ハムストリングを負傷し、一時戦列を離れたものの、今月10日神戸戦で復帰。17日福岡戦では負傷したMF奥埜に代わり急きょ後半15分からピッチへ。終了のホイッスルまで足は止まることなく、硬軟織り交ぜたパスを供給。自らシュートを放つ場面もあり、存在感を披露した。結果はスコアレスドローも神戸戦からリーグ2試合連続無失点。「みんながハードワークしているし、後はチャンスがある中で最後の決定打が課題。そこを突き詰めていかないと」。背番号10の責任感を垣間見た一戦だった。

 そんな清武は若手の成長を頼もしく感じているという。17歳のFW北野颯太、20歳のDF西尾隆矢ら若武者が躍動する姿に「これからのセレッソにとって凄くいいこと。明るい材料」と笑顔。チームの起爆剤として期待を寄せる一方で「ここで消える選手はいる。満足せずに、若い選手にはのびのび成長してほしい。でも自分もまだまだ元気。負けたくない」。クラブの黄金時代へ、若手と競いながら成長を続ける。

 「今年の目標は“胸の星”を一つ増やすこと。タイトルを獲ることを掲げながら、来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場権も目標にやっていく。そのためにも早くホームのリーグ戦で1勝できるようにやっていく」

 来たるべき歓喜の瞬間へ――。サポーターの後押しを受け、清武は戦う。

 ◇清武 弘嗣(きよたけ・ひろし)1989年(平元)11月12日生まれ、大分市出身の32歳。明治北SSC、カティオーラFCを経て大分U―15に進む。同U―18から08年にトップ昇格。10年にC大阪へ移籍。12年7月にドイツ1部ニュルンベルクに完全移籍。その後ドイツ1部ハノーバー、スペイン1部セビリアを経て、17年2月に5年ぶりのC大阪復帰。1メートル72、66キロ。利き足は右。

《山田の進化が止まらない》
 FW山田寛人(22)が試合ごとに存在感を増している。3月12日清水戦から目下リーグ6試合連続先発出場中で、同19日札幌戦、同26日ルヴァン杯・大分戦、4月2日川崎F戦で公式戦3試合連続ゴールの離れ業をやってのけた。以降も得点にはならなくても、積極的にシュートを打つ場面が多くなってきている。「どんな相手からでもチャンスをつくれる選手になっていかないといけない」。さらなる飛躍へ、背番号34は日々進化を止めない。

《レーシングカー&オートバイ展示》
 29日の鹿島戦はニッコンホールディングスサポーティングマッチとして行われ、「ファミリーDAY」と銘打ち、さまざまなイベントが実施される。ヨドコウ桜スタジアム周辺に設置されるニッコンホールディングスブースでは、レーシングカー(NSX―GT)=写真=やオートバイの展示が行われる。サーキット場をトップスピードで駆け抜ける、迫力ある車両が生で見られる貴重なチャンス。誰しもが一度は憧れたであろうスポーツカーに、大人も子どもも大興奮間違いなしだ。さらに、クイズラリーも実施。スタジアム場外に設置された「3つのクイズポイント」を探し、それぞれのクイズにチャレンジ。全問正解すると先着1000人に、お菓子がプレゼントされる。そのほか、人気ヒーローショー(13時~、14時半~)の実施など、試合前から家族で一日中楽しめるイベントが盛りだくさん。ゴールデンウイーク初日はヨドコウ桜スタジアムで楽しもう!

《スタジアムで応援だ!全席チケット半額》
 フライデーナイトJリーグとして開催される5月6日の磐田戦は、明治安田生命サポーティングマッチとして行われる。なんと全席のチケットが半額になる「全席半額」キャンペーンが実施される=写真。一人でも多くのファン・サポーターに会場へ足を運び、応援をしてもらうことで、選手の後押しをしてほしいという思いが込められている。まだスタジアムを訪れたことがない人も、この機会にぜひ一度スタジアムへ足を運んでみてはいかがだろうか。また、ハーフタイムには花火の打ち上げが予定されており、3分間で約100発の花火がヨドコウ桜スタジアムの夜空に輝く(雨天中止予定)。一足早く夏を先取りできるチャンスだ。現在、奮闘するチームを、家族や友人を連れて一緒に応援し試合を盛り上げ、勝利の瞬間を見届けよう!

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