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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

燃える中原輝 初ゴールだけでは満足できない! ルヴァン杯優勝へ闘志たぎらせる

[ 2022年10月19日 05:30 ]

C大阪・中原輝

 C大阪のスタッフや選手が思いを語る「サクラ咲ケ」。9月2日の札幌戦でJ1初ゴールを決めたMF中原輝(26)が5年ぶりのルヴァン杯優勝へ向け、闘志をたぎらせている。春先こそ先発起用が続いたが、現在は主にサブとして出番を待つ。胸に去来する感情を打ち明けた。

 今シーズン、ここまでを振り返ると、満足していません。開幕当初から4月末まではスタメンで試合に出ている時期もありましたけど、以降は試合に出ることがだんだん減って、サブに入ったり、途中出場したりすることが増えました。メンバー外も経験しましたし、非常に悔しさもある中、僕自身、満足できていないというのが正直なところですね。

 9月2日の札幌戦(札幌ドーム)では後半13分からピッチに入り、J1初ゴール(※)を決めることができました。ボールが転がってきて、45度の角度は僕自身、自信を持っているので、しっかり練習通りに決めることができたと思います。ここで結果を残すことは、これからの僕のサッカー人生の中ですごく大事になってくると思っていたので、ゴールを取れたことにはホッとしています。もちろん「1点を取る」というのは簡単なことではないですけど、時期的にも遅いですし、チームは逆転負けを喫してしまいました。繰り返しになりますが、満足感はないですね。

 試合になかなか出られない時期もありましたが、僕は僕として、とにかく自分が成長することを意識してトレーニングを行っています。中途半端で終わるような選手にはなりたくない。試合に出られなくても、置かれた状況の中で、成長につなげられるように意識して、日々の練習に取り組んでいます。

 過酷なシーズンが続いているので、リフレッシュする時間も大切にしています。そんなにアクティブな性格ではないので、休みの日は、近場の温泉に行ったり、サウナに入ったりしていますね。あとは何かほしいものがあれば買い物したりとか、ですね。

 リーグも残り2試合。そして何といっても22日には広島とのルヴァン杯決勝が控えています。僕自身、途中からでも試合に出るチャンスがあれば、ゴールやアシストで結果を残したい。タイトル獲得に向け、チームを勝たせられるような結果を残したいと思っています。 (C大阪MF)

 ※清武がバイタルエリアで縦に仕かけるが、激しい相手守備でボールは右斜め前へ転がる。反応した中原がペナルティーエリア右から左足を振り抜くと、カーブがかかったボールはゴール左隅へ吸い込まれた。

 ◇中原 輝(なかはら・ひかる)1996年(平8)7月8日、熊本県山鹿市出身の26歳。駒沢大から19年にJ3熊本へ入団。21年にJ2山形へ完全移籍し、41試合で6得点。今季からC大阪へ完全移籍。1メートル69、66キロ。利き足は左。

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