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C大阪 MF香川真司「勝ち切らないとチームは強くならない」積極果敢にゴールを狙う

[ 2025年9月13日 07:00 ]

C大阪・香川真司
Photo By スポニチ

 C大阪は20日にホームのヨドコウ桜スタジアムで柏を迎え撃つ。本拠地では、J1で優勝争いを展開する神戸や広島を相手に先制しながら引き分ける悔しい内容が続いている。元日本代表MF香川真司(36)が「勝ち切らないとチームは強くならない」と指摘したように、求められるのは勝利だけだ。上位につける柏を破ってサポーターと喜びを分かち合いたい。そのために、背番号8は積極果敢にゴールを狙う。

 C大阪がホームで戦った神戸戦(8月23日)、広島戦(同31日)は今季の成長を示すには格好の相手だった。ただ、2試合とも前半に先制したものの後半に追いつかれて引き分けに終わった。優勝争いを展開する上位2クラブと互角の戦いを演じたのは、成長の証と言えるのだろうか。神戸戦の試合後、香川は語気を強めた。

 「(引き分けを)評価と取るのか、勝ち切れなかったと取るのか。やっぱり勝ち切れなかったと取らないとチームは強くならない」

 神戸戦の前半35分に先制ゴールを決めたのが香川だ。GK、DFを経由して20本以上のパスをつなぎ、最後はフェルナンデスがゴール前に詰めた香川の頭越しに逆サイドの本間にパスを出した。本間からの折り返しを香川が左足で丁寧にゴールへ突き刺した。利き足ではない左でふかすことなくゴール右に決めたのはベテランならではの技だった。

 パパス監督は香川のゴールに至った経過を含め、手放しで称賛した。「私のキャリアを通してもトップレベルのゴールだった。ああいう形でゴールを決めるのは勇気が必要。選手が勇気を持ってプレーした結果がゴールにつながった」。細かくパスをつないで生まれたゴールを喜んだ。

 香川は指揮官の勇気という言葉に共鳴した。「上位陣やセレッソとして悔しい思いをした相手にどれだけ勇気を持ってやれるか。目の前で積み上げてきたものをどれだけ信じてやれるかっていうのをホームで体現してサポーターと勝利を分かち合いたい」。優勝争いに食い込んでいる柏には2月のアウェー戦で逆転負けを喫した。シーズンダブルを食らうわけにはいかない。

 クラブの前身ヤンマーで活躍した釜本邦茂さんが8月10日に亡くなった。「先輩たちがいて今の僕たちがある。歴史に名を残すためには今のままじゃダメ。上を目指すチームにならなきゃいけない」――。香川が発した言葉はクラブの総意と言っていいだろう。満員のサポーターが後押ししてくれるヨドコウでの柏戦。頼れる背番号8は有言実行のプレーで勝利だけを追い求めていく。

 ○…アシスト王争いでトップを走るフェルナンデスの正確なキックが柏戦勝利の鍵を握る。「自分たちがシーズン当初から進めてきたスタイルを貫いていくことが大事」と自然体を貫く。今季から加入したハットン、アンドラーデが成長を続けているが「振り返ると、自分が日本に来たときもかなり苦労した。時間がたてばたつほどパフォーマンスは上がっていくので、アドバイスしていきます」とブラジル勢をけん引する“長兄”としての自覚も示した。

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