×

セレッソ大阪 サクラ咲ケ

香川真司「結果を残して盛り上げられるように」野球に負けじ!大逆転Vへ30日にホームで湘南戦

[ 2023年9月22日 05:30 ]

C大阪・香川

 6位のC大阪は30日、ホームに湘南を迎える。2010年以降リーグ戦(J1)は計15戦で11勝3分け1敗と抜群の相性を誇る相手。今季もアウェーで2―0と快勝している。13年ぶりに古巣へ復帰したMF香川真司(34)が約1カ月ぶりのホームで変わらぬ存在感を見せつける。

 左足首の手術明けのため開幕前に一部では不安の声がささやかれた。それを香川は結果で一掃した。リーグ開幕から3試合こそ途中出場だったものの、4試合目以降は全て先発出場。チーム唯一の全試合出場を継続している。欧州とは異なり、蒸し暑い日本の夏場にプレーするのは13年ぶり。これには珍しく「不安」と弱音を吐いたこともある。しかし5月28日の横浜FC戦(ヨドコウ)から13試合連続でフル出場。プロフェッショナルな適応力を示し、その輝きは再び身にまとった桜色のユニホームで、さらに増している。

 2月5日に復帰会見で語った「監督が求めるポジションにフィットする」という言葉を体現してきた。「ボール保持率を向上させる」という小菊監督の方針通り、ボランチとして求められる役割を果たしている。今季2得点ながら、ボールを奪われる場面はほとんどない。今季リーグ戦のパス交換数は、チーム内で上位5つの組み合わせのうち4つで出し手、受け手のどちらかが香川だ。

 プレーで引っ張るだけではない。競技への真剣な取り組み、仲間の心に響く言葉でチームを鼓舞した。ホームで神戸に勝ち、アウェーで札幌に大勝した6月末にはあえて「プロ意識、競争意識はもっと欲しいし、足りないと思っている」と提言。特に前線では上門、渡辺、北野らが競い合いながら攻撃力を向上させた。底力を問われるシーズン終盤に名古屋、川崎Fと力があるチームを相手に連勝できたのは、背番号8の有形無形の貢献があるからこそだ。

 「全てをサッカーにささげているのが香川真司という男。ピッチ外でのトレーニングも含めて、体のケアに対する意識が超一流」とチームスタッフも舌を巻くほど、コンディショニングに心を砕く。23日に首位の神戸と対戦し、その後に臨むのがホームの湘南戦。プロ野球では阪神、オリックスの関西2球団が熱狂をもたらしている。「野球に負けじと、結果を残して盛り上げられるように」。開幕前に誓った言葉を大逆転Vという形で示すためにも、一つ一つ勝利を積み上げる。

 ◇香川 真司 (かがわ・しんじ) 1989年(平元)3月17日生まれ、兵庫県出身の34歳。06年C大阪入団。10年7月にドルトムント移籍。12年6月にマンチェスターUへ移籍し、14年夏にドルトムント復帰。ベシクタシュ、サラゴサ、PAOK、シントトロイデンを経て今季からC大阪復帰。国際Aマッチ97試合31得点。1メートル75、68キロ。利き足は右。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る