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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

清武弘嗣「足がどうなろうが試合に出たら関係ありません」12日に今季公式戦初出場 貢献誓う

[ 2023年7月19日 05:30 ]

C大阪MF清武
Photo By スポニチ

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。今回は12日の天皇杯3回戦・大宮戦(ヨドコウ)で後半32分から出番を迎え、今季公式戦に初出場したMF清武弘嗣(33)が登場。開幕直前、2月11日の練習中に左ハムストリング筋を損傷し、復帰へ険しい道のりを歩んできた主将が、胸の内を語った。

 セレッソファミリーの皆さん、お久しぶりです。清武弘嗣です。丸5カ月も試合に出られないことは、サッカー人生でも一番の長期離脱でした。まずは復帰戦をケガなく終われて、チームが勝って良かったと思います。

 皆さんの歓声は耳に届いていました。凄く待っててくれたんだなという思いはありましたけど、まずは自分のパフォーマンスで頭がいっぱいでした。あとはチームの状況だったり、時間帯だったり、というのを考えていました。でも、試合前(の声援)は特にありがたかったですね。

 今年は契約が終わりの年なので、自分の中ではすごく懸けていました。キャンプから順調にきていた中でのことだったので、この5カ月間というのは正直、自分にとって苦しかった。このままサッカー人生が終わっちゃうんじゃないかと思いました。でも、こうやってまたサッカーができているというのは凄くうれしいです。一日一日、サッカーができることに喜びを感じて、今は日々頑張りたいなと思っています。

 大宮戦ではコーナーキックでアシストも記録しました。それよりも、まずは試合に出られたことで、少しずつですけど、チームのためにできることが増えていることが凄くうれしいです。いい選手がたくさんいる中で競争が増えているので、自分がいつ出られるかもわからないですしね。(再発への)不安はありません。切れたら切れた、ですし、うまくいくならうまくいく。試合で手を抜くことはできない。常に100%で、別に足がどうなろうが試合に出たら関係ありません。そこは自分自身もわかっているので、ケガが怖くてサッカーができないということはないです。

 (香川)真司くんも「復帰良かったな。楽しみにしてる」と言ってくれたので、一緒にプレーしたい気持ちはすごくあります。でも、一緒にプレーするにはもっと自分の質を上げていかないといけない。焦らず自分の足と向き合いながら、状況を見ながらやっていきたいと思います。シーズンはここからが勝負。もっとチームのためにできることを増やして少しでも貢献したいと思っています。熱い声援をよろしくお願いします。

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