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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

15年在籍の川崎Fから加入 DF登里享平「“昇り”龍になって頂点まで導けたら」

[ 2024年2月21日 05:30 ]

C大阪・登里享平

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。2024年の第2回目は川崎Fから新加入のDF登里享平(33)が登場。15年在籍したクラブを離れ、地元・大阪でプレーすることを決断した経緯や胸中、今季に懸ける意気込みを語った。

 セレッソファミリーの皆さん、はじめまして。登里享平です。今季からセレッソでプレーすることになりました。よろしくお願いします。

 僕は15年、川崎F一筋でやってきて、正直、現役引退も考えていました。そんな時に梶野さん(チーム統括部長)、森島社長、小菊監督から、クラブ設立30周年イヤーに優勝したいという熱意のある言葉を頂き、何日も悩みましたが、その力になりたいと決断しました。地元が東大阪で、少年時代はセレッソを応援していた時期があり、2000年と05年の「長居の悲劇」は、僕も悔しさを味わいました。今、こうして縁があって大阪の地でプレーできると思うと、自分に期待もしているし、プレッシャーをかけて、やるべきことをやっていきたいです。

 タイでの1次キャンプでは、プレーというよりはまず人間関係が重要かなということで、互いのキャラクターを知るというところに時間を割きました。先輩、後輩関係なくアットホームな雰囲気で、移籍するにあたってイメージしていたセレッソに対しての良い印象そのままだったので、凄くやりやすかったです。もちろんタイでもやっていましたが、宮崎での2次キャンプではプレー面でも連係を深めることができたと思っています。

 自分が来たからには優勝して、この街をピンク色に染められるよう、今年は辰年ということで名字にかけて“昇り”龍になって頂点まで導けたらいいですね。ヨドコウ、長居で試合をしていた時には、対戦相手関係なく温かく迎え入れてくれる雰囲気も好きですし、小学校の頃からずっと聞いていた西川さん(大介=スタジアムDJ)の声で紹介されるのも感慨深いです。自分が成長することによって全体がうまく動くと思うし、チームとしていい方向にも進んでいくと思います。シーズンが終わった時に一番上にいられるように、しっかりやっていきたいです。ぜひ熱い応援をよろしくお願いします。

 ◇登里 享平(のぼりざと・きょうへい)1990年(平2)11月13日生まれ、大阪府東大阪市出身の33歳。孔舎衙(くさか)東小、孔舎衙中を経て香川西(現・四国学院大香川西)では全国高校サッカー選手権に3年連続出場。2009年に川崎Fに入団し、リーグ優勝4度。今季から15年間在籍した古巣を離れ、C大阪入り。J1通算280試合出場、9得点。1メートル68、68キロ。利き足は左。

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