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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

毎熊晟矢 初めて代表フル出場したカナダ戦で見つけた課題と収穫 28日のダービーに経験生かす

[ 2023年10月18日 05:30 ]

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。今回は9月の欧州遠征に続き、日本代表に招集されたDF毎熊晟矢(26)が登場。16日に誕生日を迎えたばかりの桜の戦士が、13日のカナダ戦(デンカS)でのプレーや今後についての思いを明かした。

 セレッソファミリーの皆さん、こんにちは。毎熊晟矢です。今回は、日本代表でのことを中心にお話ししたいと思います。

 2回目の招集ということで、本格的に定着するために、今回はスタメンの座を奪いにいくつもりで臨みました。前回、9月12日のトルコ戦では前半45分しか出られなかったので、90分出るというのが10月シリーズの、一つの僕の目標でもありました。強度は全然違いましたが、13日のカナダ戦で、そこができたのは良かったです。

 でも、試合後は悔しさしか残りませんでした。前半は空回りというか、なかなか守備の間合いが取れず、ハーフタイムで代えられてもおかしくない内容だったと思います。後半は切り替えて、抑えられた部分もありましたが、攻撃ではなかなか自分の良さが出せませんでした。伊東純也選手への縦パスなど敵陣でのパスは何本か出せましたが、自陣からのビルドアップではミスが多々あり、課題だらけでした。ここが今の、自分の立ち位置。これをどれだけ次に生かせるかが大事です。

 もちろん、収穫もありました。対峙(たいじ)したDFのアルフォンソ・デービスは、世界レベルの選手。トルコ戦やJリーグでは、味わったことのない速さでした。特に初速が違って、相手にボールが入る前から適切な距離感でいかないと、簡単に外されてしまう。このレベルが基準になると捉えて、リーグ戦でもそういう意識でやっていきたいです。

 試合前の“マイク”コールはとてもびっくりしましたけど、やってやるぞという気持ちになりました。いつもセレッソサポーターの皆さんが声援を送ってくださっているおかげです。21日の広島戦(Eスタ)からはリーグ戦も再開され、28日にはホームでG大阪との大阪ダービーも待ち受けています。厳しい状況に変わりないですが、今回の経験を成長につなげて、目標のトップ3へたどり着けるように頑張ります。最後までともに戦いましょう!

 ◇毎熊 晟矢(まいくま・せいや)1997年(平9)10月16日生まれ、長崎県出身の26歳。小1から競技を始め、東福岡3年時は総体と選手権の2冠。桃山学院大を経て20年に長崎へ入団し、J2通算74試合出場6得点。C大阪に加入した昨季は28試合出場3得点、今季は27試合出場1得点。1メートル79、69キロ。利き足は右。

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