×

セレッソ大阪 サクラ咲ケ

GK清水 控えでも変わらない「準備の大切さ」 6日磐田戦で緊急出場も無失点で貢献

[ 2022年5月17日 05:30 ]

清水圭介(Jリーグフォト提供)
Photo By 提供写真

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る「サクラ咲ケ」。セカンドキーパーとして有事に備えるGK清水圭介(33)は6日磐田戦で「脳振とうによる交代」となった不動の守護神・金鎮鉉(キムジンヒョン)に代わり、後半アディショナルタイムに急きょピッチへ。今季新加入したベテランは改めて「準備の大切さ」を再認識した。

 セレッソに来る前から、変わらず、ベンチでも「いつ出てもいいように」というスタイルで試合に臨んでいます。監督から「行け」と言われたら、しっかりと自分のいいパフォーマンスを発揮して、チームの勝利に貢献しないといけない。それは、出場する、しないは関係ありません。出場する機会があれば、無失点に抑えるというのが一番の目標です。

 6日磐田戦に関しては、ジンさん(金鎮鉉)のコンディションも良くなくて「すぐ交代するかもしれない」という状況でもあったので、最初から準備をしていました。ジンさんは体が痛くても、出場することに凄くモチベーションを持っている選手なので、5人の交代枠を使ってからは私も「もう大丈夫かな」という状態でしたが、それまでは試合が始まってからずっと準備はしていました。メンタル面も含めて、常に準備をしているのですが、交代枠を使い切った後の「脳振とうによる交代」で突然の出番だったということもあり、ピッチに入ったときには緊張しましたね。でもボールに一回触ったり、蹴ったりすることで落ち着きを取り戻せた部分もありました。

 京都で7年間過ごして、今季はセレッソ移籍1年目。元々知っている選手もいますし、京都と大阪では関西のノリも同じ。私も関西出身ですし、変わらず、和気あいあいと毎日過ごしています。(京都時代のJ2と比べて)J1は相手選手のクオリティーが抜群に高い。常に気を抜けない状況が90分続きますね。毎回チームの勝利に貢献したいので、そのためには、どれだけトレーニングで100%でできるか。そこでの成果が試合につながると思います。試合よりも日々のトレーニングを大事にしています。

 ここ1、2年、コロナ下で大変な思いをされているサポーターもたくさんいると思いますが、私たち選手は、サポーターの皆さんの顔を見るだけでも元気をもらえます。早くコロナによる制約が緩和されて、スタジアムでも声を出せる状況になってほしいですし、その声援で、我々選手の背中を後押ししてほしいと思っています。 (C大阪GK)

 ◇清水 圭介(しみず・けいすけ)1988年(昭63)11月25日生まれ、兵庫県加古川市出身の33歳。滝川二高から07年大分に加入。14年、福岡へ1年間の期限付きで移籍し、15年に京都へ完全移籍。21年は控えにとどまっていたが、シーズン途中からレギュラー定着。クラブのJ1昇格に貢献した。今季からC大阪へ完全移籍。1メートル83、75キロ。利き足は右。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る