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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

森島社長 初のリーグVへ覚悟「勝ち取ろうという決意」今季はクラブ設立30周年 

[ 2024年1月17日 05:30 ]

C大阪の森島社長

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。2024年の初回は、森島寛晃社長(51)が新年の決意を明かした。今季はクラブ設立30周年記念の節目。効果的な補強も行い、初のリーグ優勝へ“大号令”をかけた。

 セレッソファミリーの皆さま、森島寛晃です。本年度もよろしくお願い致します。まずはじめに、元日の能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に心よりお悔やみを、そして被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 14日に「2024キックオフデー」を開催し、シーズンがスタートしました。昨季はリーグトップ3、タイトル獲得の目標を掲げて戦いましたが、優勝争いに絡んでいく中で終盤の失速が響き、9位でシーズンを終えました。今季はクラブ設立30周年記念。昨季の課題をしっかり克服し、リーグ優勝を勝ち取ろうという決意です。

 勝負は毎年しているのですが、今季は新しくいい選手も入ってきてくれました。選手、スタッフと最初に顔を合わせた時に“やるぞ”という気持ちと、競争が始まるといういい緊張感が伝わってきました。楽しみなシーズンになるな、という感じがしています。

 キックオフデーの開始前に、募金活動をさせていただいた時も、サポーターの皆さまからたくさんのお声をちょうだいしました。「今年は頼むぞ」と非常に力が入っておられました。昨年12月には前身であるヤンマーディーゼルサッカー部OB会とセレッソ大阪OB会が統合し、大先輩方からも力強い握手をしていただきました。サポーター、OB会の皆さまも、やはり一緒に優勝したいという思いを同じように持っていただいていると思います。覚悟を持って戦っていきます。

 社長として願っているのは、みんながピッチで輝けることです。昨年は清武キャプテンが開幕前にケガをして、悔しい思いをしたと思います。今季にかける思いは非常に伝わってきますし、いい形で開幕を迎えてもらいたい。キャプテンに限らず、1年を通してケガ人を少なく、というのが願いです。セレッソに関わる全ての皆さまへの感謝を胸に“For Our Osaka”を掲げて戦いますので、今季も変わらぬ熱い応援をよろしくお願い致します。

 ◇森島 寛晃(もりしま・ひろあき)1972年(昭47)4月30日生まれ、広島県出身の51歳。91年に当時JSLのヤンマー入りし、95年にJリーグに昇格。引退までC大阪一筋で、J1通算318試合94得点、J2通算42試合12得点。日本代表では98、02年のW杯に出場するなど通算64試合12得点。08年に現役引退後はC大阪アンバサダーに就任。16年から強化に携わり、フットボールオペレーショングループ部長を経て18年12月から代表取締役社長。

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